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「労働と所有」 無限ループの外へ

Posted by ななし on 28.2016 記事 0 comments 0 trackback

先日、田口ランディが、彼女のコラムマガジンの中で、次のようなことを言っていた

>私は、「働いてお金を稼ぐって楽しい」と思って二十代、三十代を生きてきた。「おいしい生活」の時代だったから。だけど、いまは、なんだか怖くなる。生きるために、労働と所有以外の、別の根拠が欲しい

まさに「時代の悲鳴」を聞いたような感覚がする
彼女自身、コラムの中で触れているが、ジョン・ロックが「労働所有権」の中で定義つけたように、現代社会における労働は、全て「所有」のためにある。意識する・しないに関わらず、現代人の多くはこのシステムの中に組み込まれ、金・家・食・服、ありとあらゆる物を所有するために労働し、人生の大半をそこに費やしている。

この「労働と所有」こそが、私権パラダイムの”正体”の一つであるように思う。所有のために(私権獲得のために)働き、所有(私権)を維持する為に働くと言う無限ループ。

貧困の圧力のあるうちは、このループは上手く機能するのだろうが、生活必需品が行き渡った現代社会においては、上手く機能しえない
「余剰品」を所有するために、この無限ループに身を委ねることを誰が良しとするだろうか。活力など生まれるはずは無く、日々衰弱するだけだ
これこそ、田口ランディ言うところの「怖くなる」感覚なのだろうが、今や誰もが抱いている感覚であるのは、日々のニュースからも明らかだ

彼女のコラムを呼んでいて、今更ながらではあるが、パラダイム転換とは、この労働と所有の関係を根本から断ち切っていくことに他ならないと感じた。逆にいえば、この無限ループの外に出ない限り、何も変わらないのだろう
彼女は、「労働と所有以外の別の根拠が欲しい」と言っているが、ループの中に居る限り、そんなものは有り得るはずがなく、逆に外に出ればあっけないほど簡単に見つかると思う



西谷文宏 
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