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自己主張をしない中高生

Posted by ななし on 10.2015 記事 0 comments 0 trackback
ある調査で中高生の9割が「いま、幸せと感じている」と答えたという。

 子供たちはSNSにより、友達との距離は近くなり、楽しい。やるべきことは勉強とクラブと限られているため、何をするべきかが明確になっている。
「今が不安な状態ではない」ことが子供たちの幸福感につながっていると思われるが、不安のない世界の中で、そのままでいることが果たして良い状態なのだろうか。

 同じ調査の中で、「好きな異性はいますか?」という問いに7割の中高生が「いない」と答えている。携帯やネットの普及で、思いを伝えることはより簡単になったはずである。携帯電話がなかった頃は、家の電話にかけて、電話口に親が出ると、どぎまぎしたという経験はした人も多いのではないだろうか。そうした困難(?)を乗り越えても、好きな子と何らかのつながりを持ちたい、そんな気持ちを持つのが、多感な彼らの時期では自然ではないかと思う。

 しかし、それをしない理由は2つ考えられる。

 一つは、気持ちを整理出来ていないのではないかと思う。
今の中高生は気持ちを伝えることや自分の考えを述べることを極端に嫌がる傾向にあるように思える。一人一人の価値観は異なり、その相違があるからこそ、お互いに興味を持ち、異なる価値観に触れることで、新しい世界を知るきっかけになることも多いのだが、その反面、自分の言うことが他者に受け入れられるか、と考え、抵抗感を感じる側面もある。相手の顔色を探りながら、当たり障りのない程度に話していき、受け入れてくれると感じるまで、本心は言わない。あるいは、最後まで本音は隠したままで、相手の望む答えに合わせていく。それを積み重ねによって、本当の自分の意見というもの自体が何なのかも分からなくなってしまい、自己主張をしない人間になってゆくのではないだろうか。つまり、自分の気持ちや意見が自分で分からないのである。

 もうひとつは、そもそも「人とのつながり」を求めていないのではないかと思う。LINEに代表されるようなSNSではつながっていないと不安だが、その一方で、ネット疲れ、ソーシャル疲れも感じていて、人との関係が深くなればなるほど、その疲れも増大していく。人間関係を狭く、浅く済ませることで、面倒な思いをしなくて済む。インターネットという境界のないメディアを使いながらも、限られた内輪の狭い世界で、お互いにつながっていることを確認するためのツールとして使われているのが、現状ではないだろうか。

 満ち足りていないからこそ、発展や成長があり、様々な人間関係に触れ、自分のやりたいことや、自分なりの意見を持つことで、将来の自分をより大きく羽ばたかせることが出来る。「いま」目の前にある幸福のようなものは、将来を見ないようにするための幻想でしかないのではないだろうか。

 それを彼らに伝えていくことは大事だと思う。家庭や学校が方向を示してやる必要があるだろう。しかし、示し方は考えてやらないといけない。これが正しい方向だよと伝えることは自分の意見を持たせる訓練にはならない。自分で考えられるように示してやることが重要である。自分たちで考えることの出来るように導くこと、その上で、自分の考えを主張できる機会を増やすこと、この2点が大切なのではないかと思う。



匿名希望
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