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御用学者・近藤駿介の醜悪

Posted by ななし on 14.2015 記事 0 comments 0 trackback
心に青雲リンクより転載します。
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内閣府原子力委員会専門部会(審議会)が出来レースで、反対意見を述べそうな委員を始めから排除し、政府の原発推進方針に添う結論を出すべく秘密会議を開いていたと報じられて、ちょっと騒動になっている。

 議長の近藤駿介原子力委員長は、「策定会議の委員構成を見直す」と述べたにとどまり、自身の辞任はとぼける意向らしい。口先だけの反省である。近藤は東大工学部の原子力工学科を卒業して、同科の教授に昇りつめ、平成16年に退官して現在の「原子力委員会委員長」になった。

 この経歴がいったいどのようなものかを、今回は探ってみたい。
 端的にはどういうレールに乗っかって、今日のあの醜態を見せるに至ったのか、である。

 何もこうしたイカサマ審議は原子力委員会だけの宿痾ではないからである。いかに卑劣な工作が行われているかを、植草一秀氏が自身のブログで「小沢-野田会談で譲歩すべきは野田佳彦氏」(5月30日付)と題して、各省庁で行われる審議会の実態が述べている。
リンク

 各省庁で審議会を主宰しているけれど、実態は諮問する前に結論があるのだと内幕を暴露されている。「結論にお墨付きを得るのが審議会の目的」とある。そのとおりであることは、本当は国民なら誰でも知っていなければならないが、マスゴミが意図的に暴露しないから、知られていない。

 各省庁は自分たちが決定した結論通すために審議会を利用しているのであり、審議委員を手の内の者でかためるから、八百長なのである。
 ただし、日本は表向きは議会制民主主義であり、官僚は国民の下僕という建前だから、公平に広く意見を取り入れて、そのなかで意見を集約した体裁を示さなければならない。あくまでも「体裁」なのだ。
 
 民主的に意見を聞いたという体裁を整えるためだけに、各省庁の主張や思惑と対立する主張を示す論者も審議会委員に組み込んでいる。その仕掛けを植草氏は説く。

    *       *
 
 座長には大学の要職にある人物で、役所の意向を素直に反映して取りまとめにあたる人物が選択される。
 このような人物は、通常、ある程度早い段階から役所に取り込まれ、役所の言いなりになって動くことを通じて、大学などで要職に就くことが多い。

 予算などを握る役所と良好な関係を持つと、予算措置などで優遇され、その成果が大学などでの地位を高めるのに決定的な役割を果たす。
 いわゆる「御用学者」は、早くから役所に取り入り、役所のために働くことによって、大学等での地位向上を得てゆくわけだ。

 本業の学問研究で十分な業績を上げることのできない学者にとって、役所に取り入り、その結果として大学での地位向上を得ることは、極めて重要なキャリアパスになっているのである。
 役所では、このような御用学者や御用評論家で審議会の大勢を固めたうえで、広く反対意見をも取り入れた体裁を整えるために、反対意見を述べる二級の論客を審議会に引き入れる。

 なぜ二級でなければならないのかというと、一級の人物が審議会に入り、滔々と反対意見を開陳され、誰もその意見に対抗し得ないような事態を発生してはならぬからである。
 反対意見提唱者をメンバーに入れるが、その人物は、必ず二級以下の人物に限定する。審議会で反対意見を述べても、それが最終的に審議会の意見にならないようにするわけだ。

 審議会の手法とは、その先の審議方法を指す。
 事務局が用意した原案に対して、反対意見を提示する者が出る。当初から用意された反対者である。

 事務局は、会議の締めくくりに際して、「本日提示されました意見を踏まえまして、事務局案を手直しして、論議のたたき台案を次回会合に提出させていただきます」と述べる。
 次回会合で、事務局は、当初提示したたたき台案とほとんど変わらぬ事務局案を提示する。

 すると、くだんの反対意見者がまた反対意見を提示する。すると、会議の締めくくりに際して事務局が、再び「本日提示されました意見を踏まえまして、事務局案を手直しして、論議のたたき台案を次回会合に提出させていただきます」と述べる。
 その次の会合で、事務局はまた、当初提示したたたき台案とほとんど変わらぬ事務局案を提示する。

 すると、くだんの反対意見者がまたしても反対意見を提示する。これが何度か繰り返されるのである。
 これを何度か繰り返す間に微妙な変化が生まれてくる。事務局案が提示する案に対して、反対意見を述べる論者に対する審議会の空気が、徐々に厳しいものに変化してゆくのだ。

 これだけ修正を繰り返しているのにもかかわらず、くだんの論者は同じ批判を繰り返している。事務局案に反対している委員は、当初もいまも、くだんの反対意見者以外に存在しない。
 くだんの反対意見者は、そろそろ、「場の空気」を読んで、矛先を収めるべきではないのか。

 このような「空気」が立ち込めるのである。
 この「空気」が生まれれば、事務局の勝利である。

 事務局が提示するたたき台案は、何度修正しても、ほとんど内容は変わっていない。反対意見者はくだんの反対者以外にいないと言うが、もともと、反対意見者としては、くだんの発言者以外にメンバーに組み入れていないのだ。

 ここで、反対意見者が一級の人物であれば、審議会の議論の構造を喝破して、事務局の手法を批判し、本質的な議論に誘導するだろう。しかし、二級の論客にそのような展開力はない。
 まさに山本七平氏のいう、「空気」に圧倒されて、反対意見をそれ以上主張しなくなるのである。

     *       *

 という話である。
 つまり冒頭に取り上げた原子力委員会の長に収まっている近藤駿介ごときは、「このような人物は、通常、ある程度早い段階から役所に取り込まれ、役所の言いなりになって動くことを通じて、大学などで要職に就くことが多い」と植草氏が説いてみせた案配で、御用学者になり仰せているのである。

 こういうことを、マスゴミは知っていながらだんまりを決め込む。
 自分たち記者もいずれ大学教授になるとか、省庁の審議委員会に呼んでもらう道があるから、国民には知らせない。
 そういう卑劣な連中が新聞で偉そうなご託宣を並べるから、しだいに国民も気づいてきて、新聞離れが進んでいるのだ。

 また「本業の学問研究で十分な業績を上げることのできない学者にとって、役所に取り入り、その結果として大学での地位向上を得ることは、極めて重要なキャリアパスになっている」と植草氏はしたためているけれど、なんのなんの、「本業」なんかで業績を上げ得る大学教員なんか、まず1%しかいないだろう。ほとんどの研究者は、要するに「就職」でしかない。

~後略~
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以上です。


新聞会
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