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『フクシマの嘘』~第2ドイツテレビの番組より・・・その4~

Posted by ななし on 28.2015 記事 0 comments 0 trackback
フクシマの嘘 その3の続きです。

『ドイツZDF フクシマのうそ Part2』リンク
の後半部分の字幕をテキストに起こしたものです。これで最後になります。
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・・・しかし、原発の廃墟をさらに危険にしているのは、雑草だけではない。私たちは、富岡町に向かった。ゴーストタウンだ。原発廃墟の福島第一から7キロのところにある。私たちはナカ氏(その1の冒頭に登場した人物)に便乗した。

彼のような住民は、個人的なものをとりに行くためだけに、短時間だけ帰ることが許されている。
彼は、地震に見舞われた状態のまま放り出された会社を見せてくれた。今では放射能のため、ここに暮らすことはできない。

(インタビュー:ナカ氏の言葉)
「この木造の建物はとても快適でした。とても静かで、夏は涼しく、冬は暖かかった。私たちは皆ここで幸せに暮らしていました。」

80人の原発専門エンジニアが彼のもとで働いており、原発事故後も、事故をできるだけ早く収束させようと努力している。ナカ氏と彼の社員は、原発廃墟で今本当になにが起きているのか知っている。

(インタビュー:ナカ氏の言葉)
「私たちの最大の不安は、近い将来、廃墟の原発で働いてくれる専門家がいなくなってしまうことです。あそこで働く者は誰でも、大量の放射能を浴びています。どこから充分な数の専門家を集めればいいか、わかりません。」

しかし、まだ被爆していない原発の専門家を集めなければ、事故を収束するのは不可能だ。例えこれから40年間、充分な専門家を集められたとしても、日本も世界も変えてしまうことになるかもしれない一つの問題が残る。

Q(ZDFの記者):「今の原発は安全なのですか?」
A(ナカ氏の返答):「・・・・・・そう東電と政府は言っていますが、働いている職員はそんなことは思っていません。とても危険な状態です。私が一番心配しているのは4号機です。この建物は地震でかなり損傷しているだけでなく、この4階にある使用済み燃料プールには、約1300の使用済み燃料が冷却されています。その上の階には新しい燃料棒が保管されていて、非常に重い機械類が置いてあります。なにもかもがとても重いのです。もう一度大地震が来れば、建物は崩壊してしまうはずです。そういうことになれば、また新たな臨界が起こるでしょう。」

このような臨界が青空の下で起これば、日本にとって致命的なものとなるだろう。放射能はすぐに致死量に達し、原発サイトで働くことは不可能となる。そうすれば、高い確率で第1、2、3、5、6号機もすべてが抑制できなくなり、まさにこの世の終わりとなってしまうだろう。


・・・東京で著名な地震学者の島村英紀氏に会った。2月に東大地震研が地震予知を発表したが、それによれば75%の確率で4年以内に首都を直下型地震が襲うと予測されている。

Q(ZDFの記者):「このような地震があった場合に原発が壊滅してしまう確率はどれくらいだとお考えですか?」

A(島村の返答):「はい、とても確率は高いです。」

Q(ZDFの記者):「どうしてですか?」

A(島村の返答):「計測している地震揺れの速度が、これまでの予測よりずっと速まってきています。私たちはここ数年千以上の特別測定器を配置して調査してきましたが、それで想像以上に地震波が強まり、速度も増していることがわかったのです。」

これは日本の建築物にとって大変な意味を持つだけでなく、原発にとっても重大な問題となることを島村氏は説明する。

(島村氏の言葉)
「これが原発の設計計算です。将来加速度300~450ガルの地震が来ることを想定しています。そして高確率で発生しないだろう地震として600ガルまでを想定していますが、この大きさに耐えられる設計は原子炉の格納容器だけで、原発のほかの構造はそれだけの耐震設計がされていないのです。しかし私たちの調査では、最近の地震の加速度がなんと4000ガルまで達したことがわかっています。想定される値よりずっと高いのです。」

Q(ZDFの記者):「電気会社は、それを知って増強をしなかったのですか?」

A(島村の返答):「今のところ何もしてません、不十分であることは確かです。これだけの地震に耐えられるだけの設計をしようなどというのは、ほとんど不可能でしょう。」


・・・ここは原発廃墟から60キロ離れた場所だ。
福島災害対策本部では東電、保安院、福島県庁が共同で原発の地獄の炎を鎮火するための闘いの調整をはかっている。私たちは東電の災害対策部責任者にインタビューした。ことに彼に訊きたいのはどうやって今後これだけ損傷している原発を大地震から守るつもりなのか、ということだ。ことに、危ぶまれている4号機について訊いた。

(東電 シライイサオ氏の言葉)
「4号機の使用済み燃料プールには夥しい量の使用済み燃料が入っています。これをすべて安全に保つためには、燃料プールの増強が必要です。燃料プールのある階の真下に、新しい梁をつけました。」

Q(ZDFの記者):「原発はほとんど破壊したといってもいいわけですが、原発が健全だった1年前ですら大地震に耐えられなかった構造でどうやって次の地震に備えるつもりなのでしょうか?」

A(東電 シライ氏の返答):「我々は耐震調査を4号機に限らず全体で行いました。その結果、問題ないという判断が出ています。」

Q(ZDFの記者):「でも地震学者たちは4000ガルまでの地震加速度が測定されていて、これだけの地震に耐えられるだけの原発構造になっていないと言っています。半壊状態のフクシマの原発の真下でそのような地震が来ても、全壊することがないと、なぜ確信がもてるのですか?」

A(東電 シライ氏の返答):「その4000ガルという計算は別の調査ではないでしょうか。それに関しては、私は何とも言いかねます。」

Q(ZDFの記者):「原発を日本で稼動させるだけの心構えが、東電にできているとお考えですか?」

A(東電 シライ氏の返答):「・・・・・・(長い沈黙)・・・・・・それは答えるのが難しいですね・・・。」


(冒頭に登場したナカ氏・・・手に持つガイガーカウンターには「3.36」の文字が見える。おそらく、3.36マイクロシーベルトだろう・・・)

「これがやってきたことの結果です。この結果を人類はちゃんと知るべきだと思います。一緒に未来の政策をつくっていくことができるように・・・」
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以上です。

大変長くなり失礼しました。

いろいろと思うところはありますが、なにより、自国ではなく外国の公共放送がこのような特集を組んでいること自体に危機感を抱かざるを得ません。



HAYABUSA
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