FC2ブログ

メディア・リテラシー

Posted by ななし on 24.2012 記事 0 comments 0 trackback
マスコミの問題性については異議なしで、最終的には不必要と断言できますが、メディア全体を即刻捨象するのも無理があると思われます。ではメディアに対し、当面はどう接していけばよいのか。一つの参考として、菅谷明子氏(主著に「メディア・リテラシー」岩波新書)のメディアに対する見解を紹介します。

NHK国民生活調査によれば、日本人のテレビ視聴時間の平均は一日3.5時間になり(ちなみにある塾の生徒アンケートでは、小学生3.0時間、中学生2,5~2.7時間)、生涯では十年以上をテレビを見て過ごすことになります。そこへ雑誌、映画、ラジオ、インターネットなどを加えれば、普通の人は人生の過半をメディアからの情報受信に充てていると言えます。

にほんブログ村 政治ブログ 世直し・社会変革へ 実体験よりはるかに多い、これらの情報によって我々は世の中の動きをキャッチし(したと思いこみ)、知らず知らずのうちに価値観の形成、行動の選択をもそれらに依拠してしまっているのです。しかし、メディアが伝える情報の性質や、それが送り出されるプロセスは、ほとんど知られていないのが実態です。そこで筆者は「メディア・リテラシー」の重要性を唱えます。

●メディア・リテラシーとは

「メディアの特性や社会的な意味を理解し、情報を主体的に読み解き、メディアを通して自らの考えを表現し、多様なメディア社会の実現に向けて、メディアと積極的にかかわっていく力」と定義されるメディア・リテラシーは「メディア時代の読み書き能力」とも言えます。

メディア・リテラシーのポイントの一つは、メディアが送り出す情報は現実そのものではなく、『送り手の観点から捉えられたものの見方だ』という点です。客観的と思われるニュースでさえ、送り手による取捨選択が介在し、「事実」の切り取りが行われます。つまり、メディアが伝える情報は、送り手の価値判断によって、現実を再構成した恣意的なものだということです。

筆者自身、アメリカで生活してみて、日本に伝えられるアメリカ人の生活像がいかに一面的か(アメリカの一部の現象が、まるで全米規模で起こっているように思われている)を知って驚いたそうです。

>まず真っ先にマスコミに対する監視圧力を高める必要があるのではないでしょうか。事実かどうか、必要な報道(番組)なのか、現実逃避の代償観念ではないのか、それが閉塞状況を突破する答えになっているのかetc・・・(岡本さん)

そこで、どんな立場から、どんな情報源を使って報道され、その理由は何なのか、などを積極的に読み解くことが重要になります。メディアに欠けている視点は何か、どんな人たちの声をより多く取り上げ、どんな声を排除しているのか、など多様なメディアから多様な情報を収集したうえで、意見・批判などを積極的にメディアに向かって発信していくことが必要となるでしょう。


三ヶ本万州夫 
スポンサーサイト



○ Comment

○ Post comment


  • 管理者にだけ表示を許可する

○ Trackback

trackbackURL:http://gensenkeijiban1.blog.fc2.com/tb.php/69-70dbc832