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福島第一の再爆発に備えよ②

Posted by ななし on 02.2015 記事 0 comments 0 trackback
引き続き阿修羅『「福島第一の再爆発に備えよ」 日本人は楽観しすぎている全米で最も著明な理論物理学者ミチオ・カク教授(ニューヨーク市立大学』リンクより転載します。
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 -――日本政府は計54基の原発中、現在非稼動の35基を順次、再稼動させようとしています。本当に原発を運転再開させても大丈夫なのでしょうか。

カク まず何よりも日本政府の威信は地に落ちました。多くの人々が日本政府や東京電力のもたらす情報を信用していません。われわれアメリカの物理学者は、自分のコンピュータープログラムに事故のデータをインプットし、今回の事故の再現をしています。」毎時間ごと、毎秒ごとの炉心損傷と放射性物質の放出量の分析をしている。これが日本政府の発表する、聞く人を安心させるような情報とは一致しなかったのです。
 彼らは当初、「炉心は何らかの損傷を受けている可能性がある」とし、損そうの程度も「ごく一部に過ぎない」と説明していました。しかし、われわれはその時、すでに100%損傷している可能性があるほど甚大は被害が出ていると予想していた。結局、東電が炉心溶融を認めたのは事故から2ヶ月も経過した5月中旬のことでした。
 また、われわれの計算では、放射性物質の放出量は公式発表よりずっと多かった。すると4月の段階で放射線放出量を37万テラベクレと推計していた日本政府は、6月になって2倍以上の77万テラベクレルに上方修正した。
 幾度となく日本政府は安心させるようなことを言ってきましたが、コンピュータープログラムでチェックすると、彼らの言動は信用できないとわかるのです。
―――それでみギリギリのところで福島第一の状況悪化が踏みとどまったのは、何が理由だと重いますか。

カク 炉心溶融するほどの大事故を食い止めたのは奇跡としか思えません。現場の吉田(昌郎)というリーダーが海水注入を続けたおかげです。中央からの命令に背いて海水バルブを開き続け、原子炉を冷やした。彼こそ英雄です。窮地を救った。当時のあらゆる楽観的な見通しは、「原子炉を廃炉にせず、過去の投資を無駄にしたくない」という考えに発したもので、確かに海水を注入すれば炉は二度と使えなくなる。しかし、海水注入こそが唯一の正しい答えで、あとの選択肢はすべて間違いだったのです。
 事実、われわれのコンピュータープログラムの事故再現によれば、炉心の損傷は激甚で、さらに圧力容器に穴が開いていることも警告していた。それでもなお、日本政府が延々と言い続けたのは、「格納容器は破損していない」「スリーマイル島事故のような事態にはならない」ということでした。それが現在は格納容器の損傷を認めている。この事態は重大です。推移が下がれば容器に底がある溶けたウラニウムが再び暴走し始め、大事故につながりかねない。ですからわれわれは日本政府を信用できないのです。
―――日本政府が「夢の原子炉」として実現を目指している高速増殖炉についてはどう考えていますか。
カク 高速増殖炉は燃やした以上に燃料(プルトニウム)を産み出すというまるで手に触れた物をすべて黄金に変えるギリシャ神話の「ミダス王」のような代物です。
 しかし、そもそもプルトニウムは非常に毒性が強い化学物質で、兵器への転用が可能です。ハイジャッカーやテロリストが手に入れたプルトニウムから核兵器を作り出すかもしれない。そんな危険なプルトニウムを生み出す高速増殖炉をアメリカ人はミダス王とは呼ばずに「ファウストの契約」と呼んでいることを知っています。
 ファウストは悪魔に魂を売って全能を手に入れた、ゲーテの作品の主人公です。つまり日本人は、無限にプルトニウムを生み出すことのできる高速増殖炉を手に入れるために、命を代価として差し出したのです。
 今回、福島第一の敷地内からはプルトニウムが検出されましたが、日本列島に住む人々はプルトニウムにそれほどの価値があるのか、あらためて論議すべきではないでしょうか。
 福島第一がこれほど甚大な被害をもたらしたうえ、巨大余震の可能性から免れることもできないとすれば、日本人は原発からの段階的な撤退を真剣に考えたほうがいいと思います。とりわけ東海地震の予想震源域に立つ浜岡原発は、一刻も早く運転を永久停止するべきでしょう。
―――日本政府による「過小評価」は、パニックを抑制するためと見る人がいます。
カク 原発はエネルギー効率がよく、CO2の排出量も少ないのは事実ですが、同時に大きな危険性も伴います。日本の人々にこれらすべてが十分に説明されていたならが、広大な居住地を失い何十万という人々が退避しなければならないことに突然気づくようなことはなかった。こんなに大きな衝撃も受けなかったでしょう。
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続く


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