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原発事故の影でこそこそ遺伝子組み換え~放射能と遺伝子組み換えはどちらも滅亡への波状攻撃!

Posted by ななし on 24.2015 記事 0 comments 0 trackback
遺伝子組み換え農作物を許してはならない(秋田大学教育文化学部 村上東 氏)
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より抜粋して転載します。

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 日本中が福島原発事故のことに気を取られているこの時に、遺伝子組み換え農作物の本格的な日本上陸が画策されていると思われる。農林水産省は5月23日付けで「遺伝子細換えセイヨウナタネ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集(パブリックコメント)について」として、一般の意見を募るとしながらも、導入に向けての地ならしを進めている。ほぼ全国に散った放射性物質だけでも第一次産業に多大な打撃を与え、多くの市民に健康被害をもたらすことが予想されるが、遺伝子組み換え技術が自然環境と人間にもたらす脅威も決して軽んじてはならない。

 現在もっとも一般的な遺伝子組み換え商品といえば特定の除草剤に耐性を持つ(つまり、他の植物がその除草剤で枯れても生き残る特性を人工的に与えられた)農作物である。作付けした時は(いや、その時だけ、いいのである)草取りの手間が省け、素晴らしいかも知れない。しかし、病原菌が抗生物質に負けない性質を身につけてゆくように、雑草のほうが農薬に耐性をつけてゆき、さらに大量の、さらに強い除草剤が必要となってしまう。その結果、除草剤そのものが無意味となるのみならず、農地にとっての富である微生物をはじめとした地中の生き物は死に絶え、ほどなくして耕作自体ができない土地だけが残る。

 影響を受けるのは地中の微生物やミミズだけではない。昆虫や鳥にも被害(除草剤汚染もさることながら、製品によっては人工的に与えられた毒性がある)が及ぶし、残留農薬はもちろんのこと人間の健康被害(アレルギー体質を刺激する場合があることは既に報告され、製品の回収騒ぎまで起こった)を生む。そして、生命の歴史という気の遠くなるような時間によって作り出された微妙な生態系の仕組みが無残に崩れてゆくのである。レイチエル1力一スンは『沈黙の春』(1962)のなかで、農薬(放射能の危険性も指摘していて、第五福竜丸への言及もある)による環境破壊と健康被害に警告を発した。しかし、カースンのお陰でDDTこそ使われなくなったが、新たに開発される農薬、除草剤は次々と認可され、環境殺教兵器と呼んでも差し支えないネオ二コチノイドの普及に至った。

 除草剤耐性以外にもモンサント社(ベトナム中部を中心に現時点では再生不可能とされる死の大地を生んだ枯葉剤はその製品だった)などの製品にはものによって別の特徴もある。いわゆる<自殺遺伝子>には人工的に種子の発芽しない性質が埋め込まれている。作物を売っても種、種籾だけは残しておくことで、農業の営みは続けられてきた。しかし、発芽しない種となれば、翌年もまた同じものを同じ会社から買わなければいけない。北米では社会問題となっている。一度悪魔と契約したならば、奴隷となり農地改革以前の小作状態か、それ以下の収益しか保証されない。いや、土地はやせ、悲劇が待っている。こうした話は脅しでも空想でもなく、遺伝子組み換え農作物が大幅に導入された地域で既に起こっている事態である。インドの綿花、南米の大豆、メキシコのトウモロコシ、各地で農業経営、生態系、人間の健康が危機に晒されている。

 日本でも遺伝子組み換え技術の研究はさかんに行われており、モンサント社やシンジェンタ社の本格参入が今までなかったのは自国の技術育成のためであろうと私は推測していた。しかし、TPPと連動して何がどう動くか判らない。政府も人の命も金で買ってきた企業が相手である。関税撤廃のあとにやってくると言われる農業の大々的な企業化を心待ちにしているのはそうしたアグリ・ビジネス多国籍企業であろう。また、放射能に汚染された食物で健康被害が生じることが広く知られるようになれば、遺伝子組み換え農作物が大量に輸入される可能性が出てくる。人間を守るため、自然を守るため、遺伝子組み換えを許してはならない。

(以下省略)

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(転載おわり)

■原発事故による放射線は生命の大地を汚染した。そしてさらに、放射線に匹敵する大地の汚染が舶来でやって来ようとしている。原発事故は舶来の末に国内で起きたが、遺伝子組み換え農業企業は堂々と支配するためにやって来る。これを水際で防ぐための防波堤は、TPPによって完膚なきまでに崩されてしまう。しかし、最終最後の防波堤は人々の意識であることを肝に銘じたい。第二次大戦より怖ろしい、時間を隔てた環境破壊の波状攻撃を防ぎきれなければ未来はない。


佐藤英幸
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