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福島はわれわれが考えるよりはるかに危険であり、その危険ははるかに長く続く③

Posted by ななし on 23.2015 記事 0 comments 0 trackback
引き続きフェアウィンズ・アソシエーツ、アーニー・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート2
リンクより転載します。
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マ:3号機が爆発したときに「おや?」と思ったのは、1号機の爆発のときとはまったく違ったからです。3号機のときは、強力なエネルギーが集中して上に向かったように見えました。あれがあなたのおっしゃる「即発臨界」というものですか?

ガ:はい、私はあれが「即発臨界」だったと考えています。即発臨界による爆発は、専門用語で「デトネーション(爆轟)」と呼ばれて区別されています。いずれにしても大きな爆発です。3号機の爆発は激しいものであり、私は放射性粒子が飛び散った距離から見て爆発の炎がどれくらいの速度だったはずかを計算してみましたが、爆発による衝撃波の速度は時速1,000マイル[時速約1,600km]を超えていなくてはなりません。それがデトネーションです。デトネーションでは衝撃波自体が途方もない破壊力をもっています。もしも3号機の原子炉の底に溜まった燃料が下に落ちて水蒸気爆発を起こせば、同じようなデトネーションが再び繰り返されるわけです。

マ:どう考えても良い話ではありませんね。もしもそういう懸念があるのだとしたら、何か打つ手はあるんでしょうか。非常に難しいんじゃないかと思うんです。再臨界の「呼吸」が続いているために余分な熱が発生している、まあどういう理由にせよ炉心が非常に高温になっているとしたら、注水を続けて運を天に任せる以外に何ができるんでしょうか。

ガ:その2つ以外にやるべきことがもう1つあります。水で覆い尽くすことです。圧力釜の外側も内側も水で満たせば、今よりもっと冷却することができ、圧力容器の大事故を防ぐことができます。ですが、現時点では、十分に水を満たすことは希望にすぎません。それに1つ心配なのが、これは4号機にも関係してくるんですが、余震の問題です。原子炉に水を入れすぎると重くなりますが、原子炉というのは重い状態で、余分な水が何十トンも入った状態で揺れるようなつくりになっていません。ですから、もしも大きな余震が来たら、3号機と4号機は非常に危険な状態になります。スマトラ大地震を思い出してください。3、4年前にマグニチュード9を超える地震があり、その最大の余震が来たのは3ヶ月後でした。余震のマグニチュードは8.6です。ということは、3.11の地震からすでに2ヶ月以上が過ぎているとはいえ、スマトラの例に照らせば、まだ大きな余震が起きる可能性はあるわけです。

マ:なるほど。では4号機も同じ危険にさらされているわけですね? 4号機では燃料棒は取り出されていてプールの水に浸かっていたと記憶しています。現時点での4号機の問題とは何でしょうか。

ガ:おっしゃる通り、4号機では原子炉は運転されていませんでした。燃料はすべて取り出され、使用済み燃料プールに入れられていました。つまり、燃料が格納されていなかった、ということです。使用済み燃料プールは外側から丸見えの状態です。上空にヘリコプターを飛ばした確認では、吹き飛んだ建屋の隙間から使用済み燃料プールに入っている燃料が見えます。4号機が停止したのは昨年の11月だったので、使用済み燃料はまだかなり高い温度を保っています。プールにはまだ多量の崩壊熱が残っているのです。ニューヨーク州にあるブルックヘブン国立研究所が1997年に行った研究によれば、燃料プールの水が蒸発して火がつくと、187,000人の死者が出るおそれがあります。これは非常に憂慮すべき事態であり、もしかしたら福島第一原発で一番恐れなければならない問題かもしれません。最近、NRCの委員長が語ったところによれば、彼が事故後に在日アメリカ人に対して原発から50マイル[約80km]以上離れるように指示したのは、4号機に火がついて、むき出しの燃料プールからプルトニウムやウラン、セシウム、ストロンチウムが気化するのを恐れたからです。ブルックヘブンの研究を信じるなら、10万人以上の死者が出てもおかしくないからです。

マ:死者というのは被曝によって将来的にがんを発症するということですか?それともすぐに死に至る?

ガ:高放射能粒子によって将来的にがんを発症するということです。

マ:つまり4つのユニットがあって、いずれもそれぞれの危機に直面しており、すべてから放射線が出て環境が汚染された。まずお聞きしたいのは、本当のところどれくらいの放射性物質が放出されたのでしょうか。それから、かなりの量が海に流れ出ていると思うのですが、どれくらいの量が出て、それらは今どこにあるのでしょう。現時点で原発施設の周囲にどれくらいの汚染物質が存在するのか。そして台風シーズンが来たらどんなことが起き、どんな困難が予想されるのか。

ガ:私はこれまで、今回の福島の事故はチェルノブイリよりひどいと言い続けてきましたし、その考えは今後も変わりません。事故後の2、3週間で膨大な量の放射性物質が放出されました。もしも風が内陸に向かって吹いていたら、日本は滅びていたかもしれません。それくらい大量の放射性物質が出たわけですが、幸運にも太平洋のほうに流れていきました。もしも日本を横断する形に流れていたら、日本はふたつに分断されていたでしょう。ですが、今では風向きが変わって南に向かっています。東京の方角です。今私が心配しているのは大きな余震が起きて4号機が倒れること。もしそうなったら、日本の友人の皆さん、逃げなさい。そんな事態になったらこれまでの科学はいっさい通用しません。核燃料が地面に落ちて放射能を出している状態など、誰も分析したことはないのです。

原発からは蒸気が立ち上っているのが見えますが、夏になってしだいに熱くなると蒸気が減ったように見えるはずです。でもそれは蒸気が出ていないわけではなく、見えないだけです。事故が起きたのは3月でまだ寒かったために、蒸気が見やすかったのです。原発からはまだ大量の放射性物質が出ています。最初の2週間ほどではありませんが、それでもかなりの量です。おもにセシウムとストロンチウムが南に向かっていきます。台風が来ても来なくても同じこと。風向きによって今は南に流れていきます。これから気をつけなければならないのは、ガイガーカウンターで測れるような総被曝量ではなく、高放射能粒子です。
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