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原発事故における「想定外」は詭弁である

Posted by ななし on 25.2014 記事 0 comments 0 trackback
福島第一原発事故で管首相や東電が言っている「想定外」の想定とは、原発を運用するために都合の良い想定であり、事実に基づく想定ではない。実際、この都合の良い想定に反する事実は無視されたようです。
管首相や東電が言っている福島第一原発事故における「想定外」というのは詭弁であると思います。

福島県の産業と経済―福島第1、第2原子力発電所事故より

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東日本大震災で大津波が直撃した東京電力福島第1原発(福島県)をめぐり,2009年の審議会で,平安時代の869年に起きた貞観津波(マグニチュード 8.3~8.6)の痕跡を調査した研究者が,同原発を大津波が襲う危険性を指摘していたことが分かった。

 東電側は「十分な情報がない」として地震想定の引き上げに難色を示し,設計上は耐震性に余裕があると主張。津波想定は先送りされ,地震想定も変更されなかったという。この時点で非常用電源など設備を改修していれば原発事故は防げた可能性があり,東電の主張を是認した国の姿勢も厳しく問われるところである。

 危険性を指摘した独立行政法人「産業技術総合研究所」の岡村行信活断層・地震研究センター長は「原発の安全性は十分な余裕を持つべきだ。不確定な部分は考慮しないという姿勢はおかしい」としている。

  福島第一原発を襲った今回の津波について,東京電力は「想定外」(清水正孝社長)としているが,研究者は2009年,同原発の想定津波の高さについて貞観津波の高さを反映して見直すよう迫っていた。しかし,東電側は「十分な情報がない」として地震想定の引き上げに難色を示し,設計上は耐震性に余裕があると主張。東電と原子力安全・保安院は見直しを先送りしていた。 この時点で非常用電源など設備を改修していれば原発事故は防げた可能性があり,東電の主張を是認した国の姿勢も厳しく問われそうだ。

 869年の貞観津波が痕跡を残した堆積層が見つかったのは,宮城県石巻市から福島県浪江町にかけて。海岸線から内陸3~4キロまで浸水していたことが分かった。貞観津波の450年前に大津波が起きたことも判明。貞観津波クラスが,450~800年間隔で起きていた可能性がある。産総研活断層・地震研究センターの岡村行信センター長は同原発の想定津波の見直しを迫ったが聞き入れられなかったという。
 
 産業技術総合研究所は,宮城,福島県の沿岸の地層をボーリング調査で解析し,869(貞観11)年に東北地方を襲った巨大地震・津波の実態を解明し,観地震の規模はマグニチュード(M)8・3より大きい」と推定。ボーリング調査では,東北地方は500~1千年の間隔で,繰り返し巨大津波に襲われていることも判明したことから,,「いつ,再来してもおかしくない」と警鐘を鳴らしていた。貞観地震の津波が運んだ砂の層の分布から津波の到達域を特定。太平洋沖を震源とする巨大海溝型地震が,大規模な津波を起こしたことを突き止めていたのである。岩手県や茨城県ではボーリング調査による津波堆積物の特定が難しく,海水は砂層よりも内陸まで到達していたはずだ。「それを考慮すると, 直近の巨大津波は,貞観か室町時代(14~16世紀ごろ)で,「いずれにしても,いつ起きてもおかしくない状態にある」と結論づけていた。
  だが,自治体の防災担当者は「そんな長い間隔の地震は,対策を練っても仕方がない」と,鈍い反応だったという。
 
▼土木学会-詭弁を弄するな
 「想定外という言葉を使うとき,専門家としての言い訳や弁解であってはならない」。社団法人土木学会をはじめ,地盤工学会,日本都市計画学会の3学会は,こうした内容を盛り込んだ共同緊急声明を3月23日に発表した。東北関東大震災や福島第1原発事故について 「(福島第1原発を襲った)津波の規模は,これまでの想定を超えるものだった」(清水正孝・東電社長,3月13日会見),「今回の地震が,従来想定された津波の上限をはるかに超えるような大きな津波が(略)」(菅首相,2011年3月12日会見)――このほかにも,テレビなどに出演する「専門家」らが,連日のように「想定外」という言葉を使っている。「想定外」を繰り返す東京電力や菅直人首相らに対し,土木分野の専門家らが苦言を呈したのである。




大西敏博
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