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鈴木宗男事件と佐藤優事件とは何だったのか?

Posted by ななし on 23.2014 記事 0 comments 0 trackback
『鈴木宗男事件と佐藤優事件とは何だったのか?』(文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』)より転載します。
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ここ数年の思想状況の変化はかなり激しい。「反検察」「小沢一郎支援」のデモや、ウォルフレン講演会や植草講演会、そして鈴木宗男氏の収監騒動等に象徴される、この思想状況の変化は決して表層だけのものではなく、そこでは現代社会の思想状況の根底を揺り動かし、現代社会の隅々に構造的変化をもたらすような大きな変動が起きていると言うべきだろう。たとえば、今、「マスコミ」「検察」「アメリカ」……というような既存の権力構造の闇が次々と暴露されているわけだが、それは単に、「マスコミ」「検察」「アメリカ」……の問題にとどまらない。

何か大きな思想的変化が起きている。もはや学者も思想家も、そしてジャーナリストや各種文化人や芸能人達も、今までどおりには通用しなくなっている。以前、テレビ朝日の番組に、お馴染みの藤原ナニガシと姜尚中等が出演して、深刻そうな顔をして北朝鮮問題とやらを解説・論評していたが、それを見ながら僕は、この連中も、新聞記者上がりの政治評論家達と同様に、「もう終わったな(笑)」と思わないわけにはいかなかった。

何かが「ズレ」ているというか、何も「見えていない」のである。要するに、緊急に論ずべき本当の問題は、まったく別の場所で起きているのである。つまり、何か大きな思想的変化が起きているのだが、しかし残念ながら、それが、彼等には見えていない。彼等の言論に無関心になっていくのも当然だろう。

さて、それでは、思想的な現場で、何が起っているのだろう。僕は、その思想的変化を端的に象徴するのが「思想家・佐藤優」の登場であろうと思う。言うまでもなく、佐藤優は、元外務省情報分析官であり、鈴木宗男の片腕としてロシア外交の裏舞台で活躍していたために、鈴木宗男事件との関連で逮捕され、およそ一年間の拘留生活を経て社会復帰し、それと同時に、堰を切ったかのように言論・思想活動を開始した人である。つまり、鈴木宗男事件と佐藤優事件がなければ、現代社会の思想状況の根底を揺り動かし、現代社会の隅々に構造的変化をもたらすような大きな変動が起きていなかったかもしれない。

いわゆる、「マスコミ」「検察」「アメリカ」……というような既存の権力構造の闇が次々と暴露されていくこともなかったであろう。むろん、今では誰もが常識のように語る「国策捜査」「検察の暴走」「官僚の暴走」という問題だが、おそらく佐藤優の登場がなければ、話題にすらならなかったであろう。

要するに、佐藤優の登場によって、既存の学者、思想家、ジャーナリスト等は、ことごとに、その存在意義を失い、消えていかざるをえなくなったと言っていい。姜尚中東大教授は、売れっ子の学者文化人として、どれだけテレビで顔を売ろうが売るまいが、決してテレビに登場しようとしない佐藤優と比較すれば、もはや出番を間違えた「哀れなピエロ」でしかない。

その意味で、鈴木宗男事件と佐藤優事件は現代の思想状況の変化の原点であり、鈴木宗男収監騒動は、鈴木氏には申し訳ないけれども、やはり歴史に残る記念すべき出来事であったと言わなければならない。
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猛獣王S
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