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「本源風の規範観念」時流に乗って部数を伸ばした【少年ジャンプ】

Posted by ななし on 04.2013 記事 0 comments 0 trackback
『激動のジャンプ年表』リンク
というサイトを見つけました。

 ジャンプは90年代に急速に部数を伸ばしています。他の雑誌(マガジン、サンデー)からの後発の為に採用した苦肉の策といわれる新人漫画家を中心とした専属制度、徹底した読者アンケート重視(不人気作品は10週ほどで打ち切り)が躍進の秘訣とされているようですが、他にも大きな理由としてジャンプの3つのキーワード「友情」「努力」「勝利」が90年代の本源風の規範観念に完全に合致した結果と言えそうです。

>’90年代、バブルの崩壊で私権の衰弱が顕在化する。私権観念の土台がグラグラになって社会捨象・観念捨象の防波堤が崩れ出し、急速に潜在的な社会不全→外向欠乏が強まっていく。

>但し、私権制度が残存しているので本源収束し切れずに表層化し、「明るく」「前向きに」「皆仲良く」etc本源風の規範観念に収束した。

この頃の「ジャンプ」の内容を見てみると…

■1985年  405万部  
『ドラゴンボール』(鳥山明)連載開始。『奇面組』アニメ化。北斗の拳暴力描写が問題に。

■1986年  435万部
『ドラゴンボール』『銀牙』『聖闘士星矢』アニメ化。このころからバトルものの作品が台頭するようになる。定価180円に。

■1987年  450万部
『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦)連載開始。『オレンジロード』『シティハンター』がアニメ化される。『キン肉マン』連載終了。聖闘士星矢が爆発的ヒット作品になる。フィギュア・カードが売れまくる。

■1989年  500万部
ドラゴンボール絶好調に。ドラクエ漫画『ダイの大冒険』(三条睦・稲田浩司)連載開始。富樫義博も登場。
このころから小説・ビデオ・ゲームなどジャンプのマルチメディアに力をいれていくようになる。

■1990年  530万部
 後の超大ヒット作『スラムダンク』(井上雄彦)『幽遊白書』(富樫義博)の連載がスタートする。『電影少女』(桂正和)、『タルる~ト君』(江川達也)がヒットしはじめる。このころからかつての看板作品、大御所作家が次々と入れ替わる。大躍進の起爆剤となる。定価190円に。

■1991年  620万部
『電影少女』が実写映画化、『ドラゴンクエスト』がアニメ化。この年、日本GPが開催されたこともありマクラーレンホンダのスポンサーになるなどF1に力がはいっている。ついに600万部の大台に乗る。

■1992年  622万部
『幽遊白書』アニメ化、『スラムダンク』のヒット、バスケブームに火がつく。このふたつと『ドラゴンボール』『ドラゴンクエスト』で大いに盛り上がった。この4本はジャンプの屋台骨と呼ばれ、ジャンプ人気を揺るぎないものにしていたと見られる。

■1995 年 653万部
 25号でジャンプの看板作品『ドラゴンボール』連載終了。ジャンプ終焉の予感が漂う。そしてこの年がジャンプの絶頂期となる。編集長が根岸忠氏に代る。

■1996年 500万部
27号で『スラムダンク』連載終了。ここでジャンプの栄光の歴史に完全に終止符が打たれる。
『マキバオー』『ぬ~べ~』『こち亀』アニメ化。
だがもうこのころにはアニメ化による本誌への吸引力は弱まっていた。編集長が鳥嶋和彦氏に代る。


 この頃からジャンプの発行部数は激減し、99年には398万部にまで下降しています。


>そして’00年頃、私権統合の崩壊が決定的となり、閉塞感が強まって、遂に私権観念が瓦解した。私権観念の防波堤が破れたことによって、一気に社会不全が大きくなり、私権の衰弱も相まって潜在思念の源泉部が私権不全から社会不全へと大転換した。


 私権統合の崩壊が決定的になった辺りから、表層的な「友情」「努力」「勝利」という本源風のキーワードが、若者から敬遠されるようになった結果なのかも知れません。

りんいちろう
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