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世界の動向から読む日本の政・マスコミ  ~森田実氏 講演より~

Posted by ななし on 07.2013 記事 0 comments 0 trackback
るいネットでもよく引用されている森田実氏の講演が、23日慶応大学の学園祭(弁論部主催)で行われ参加してきた。

アメリカ支配への強い危機感、そして支配を容認し推し進める現在のマスコミや政治家への強い不信感、そしてより大きな動向から時代を読み展望を開こうとする姿勢に共感した。

講演は、特に’70年以降のアメリカの変革と戦後日本の動きを中心になされ、今後を読む上でも、注目される点も多く、以下要点を箇条書きにてまとめてみたものです。
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・日本の政権・マスコミの動きは、世界の大きな流れ特にアメリカの動きから把握していく必要がある。
・アメリカは1970年代のベトナム敗戦と石油危機の衝撃からの立ち直りが非常に遅かった。特にベトナム敗戦は、精神的な衝撃が大きかった。(exヒッピー)
・ソ連は、アメリカの立ち直りが遅いのをいいことに1979アフガンに侵攻。アメリカの縄張りに足を踏み入れたことで、虎の尾を踏みアメリカを目覚めさせてしまった。
・ソ連の侵攻を背景に、'80年代アメリカレーガン政権誕生。「強いアメリカ」「悪の帝国」を標榜し、「新自由主義経済」で建て直しへ。イギリスではサッチャー政権。

・国というものは、一国で戦争すると必ず疲弊する。費用の負担のために増税が必要になるため。植民地のある国なら別。植民地からの収入によってまかなえるため。
・アメリカは国毎に態度を分けた。ソ連に対しては強硬姿勢。日本に対しては同化(一体化)政策。つまり日本の貯蓄でアメリカの軍事費を持たせる、その方針を明確に戦略化した。この戦略は日本の中枢の知識人であれば知っている事実でもある。

・日本のマスコミはアメリカに対して怯えの精神構造を持っている。アメリカは“自由”といいながら、占領時に反抗勢力は悉くつぶしてきた。それ以来特に大マスコミは怯えていおり、怯えの精神構造が残っている。
(この辺の事情は「閉ざされた言語空間」江藤淳 に詳しい。)
・政治家も同じ。ロッキード以来怯えている。いまでは独立精神を全く失っている。
・そしていまや全くモノが言えなくなってしまっている。100%言論統制されてしまっている。

・民主党にもいろいろ問題がある。メディアに弱い。特に支持基盤が弱いため、メディアに媚を売らざるを得ない。マスコミが横暴なのも、媚を売る政治家が多いためだ。
・日本の2大政党制もアメリカの誘導で出来ている。もし政権が交代してもアメリカの言うとおりにさせることができることが目的。そういう意味で、民主党は信用ならない。

・アメリカの今後の戦略の中で、日本と中国を対立させ、できれば戦争させようとしている勢力が存在する。アーミテージなど(参考:リンク)。
・今憲法改正するのは反対だ。自衛隊をアメリカ軍の補完部隊にしてしまうことになる。

・マスコミなさけない。本当に堕落している。コメンティター等ゴマすりばかり残して、ちゃんと発言するひとは放りだしてしまった。権力とマスコミは対峙すべきであり、誇りを回復すべきだ。
・闘える人間は10人に1人だ。そういう人間を発掘して育てていきたい。

・ブッシュの凋落が目立ってきた。アメリカの知識人の70%は、イラクはベトナム化すると予測し反対している。流れが変わってきた。来年の中間選挙で共和党は敗北するのではないか? (参考: リンク )
・小泉は総選挙で勝ったが、やりすぎて反感をかっている。来年春には失速していくのではないか?・・・流れを変えるためには自民党の民族派がもう一回りおおきく分裂する必要がある。2006年には流れがかわるのではないか(2006年に新党結成?)。2007年夏の参院選が重要だ。
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今後、ファシズムへの潮流を止めるためにも、国内の民族派との共闘を図っていく必要があると思います。その上でも政・マスコミ界の監視役で各界にパイプを持つ森田氏の発言は見逃せない。

(一方で最近の民営化や小さな政府に対して、答えがケインズ型の修正資本主義であるというのはちょっとすっきりできなかった。国の借金800兆という規模で、これをどうするのか?という点は率直に疑問としてのこった。)

最後に同時に小泉改革の詭弁を明らかにした若き慶大の弁論部の企画に賛意とエールを送りたい。今後も注目しています。



井上宏 
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