FC2ブログ

やらない理由は「失敗が怖い」「やり方がわからない」ではなく「面倒くさい」では?

Posted by ななし on 20.2019 記事 0 comments 0 trackback
新しい何かに取り組む際に「失敗が怖い」「やり方が分からない」という人は多いが、その本質は「面倒くさい」→つまり活力が湧かない、ということ。

**********************************

(前略)

私も、若い時はよく勘違いしていた。
多くの人が「やらない」理由はほとんどが「失敗が怖いから」とか「やり方がわからないから」なのだと。

だが、それは嘘だった。
別に怖くもないし、やり方も聞いたり調べたりすれば、たいていわかる。
単に「初めてのことは、面倒くさい」のだ。

そう考えると、いろいろなことに説明がつく。

会社で新しい試みを推進するのも。
「怖い」だけならば、「大丈夫、思い切りやればいい。」と上司がバックアップすればよい。
だが、「面倒くさい」は、突破できない。

SNSをやっていない人に「やったほうがいいよ」とおすすめするのも。
「よくわからないので怖い、でもやりたい」ならば、情報を与えて、やり方を伝えれば始めるかもしれない。
だが、「面倒くさい」に対しては無力だ。


(中略)


実は、「面倒くさい」というのは様々な感情に隠れて、最も強固に人間の活動を抑制している。

例えば、今の仕事のやり方に対して「効率わるい」と文句を言う人に、「じゃ、もっといいやり方を提案しなよ。」と言っても、何も提案しない人が圧倒的多数だ。
また、今の仕事が「つまらない」と文句を言う人たちに、「じゃ、転職するか、異動願いを出せばいいじゃない」と言っても、全く響かないだろう。
それは「面倒くさい」を言い換えているだけなので、あれこれ解決策を出してもダメなのだ。


だが「面倒くさい」は人に言いたくない。
職場で何か頼まれたときに、「面倒くさい」などと言おうものなら、「ダメなやつ」と思われるし、自分が面倒くさがりだと認識するのはプライドに関わる。

だから表側は皆、「効率が悪い」とか「費用対効果が合わない」とか、きれいな言葉で繕う。
実際そうかも知れない。

でも、私が知る限り、動かない理由の本音は殆どが「面倒くさい」だ。
だから私は、コンサルタントをやっているとき、
「費用対効果」とか
「効率」とか
「手順が定まっていない」とか
「リスクが見えない」とか
言う人たちは、ひとまず「面倒くさいんだな。」とみなして、できるだけこっちで面倒な部分を引き受けるようにしていた。

もちろん、彼らの体裁に配慮して、
「面倒くさいんですよね?」とか無粋なことは言わない。
「皆様には、大事な仕事に集中していただきたいので、こっちでやりましょうか?」
という。
「今ここでやりましょうか?」
も効果的だ。
そうすれば、少なくとも物事は進む。
逆に言えば「面倒な部分を引き受けてくれる人」はあまりいないので、非常に重宝される。

こうして、私は多数のクライアントを獲得した。
「知恵」ではなく「戦略」でもなく、「面倒を引き受けてくれる人」のが、実は最も好まれる。


(中略)


前の記事で、「豊かさとは、経験のバリエーションのこと」と述べた。
しかし、バリエーションを獲得するためには、最大の障害である「面倒」を克服しなければならない。
「いつも同じこと」
「知っていること」
「やったことのあること」
「簡単にできること」
は、安心、安全ではあるが、経験のバリエーションを増やさないからだ。
「面倒だ」は、あらゆる意味で、人生を貧しくする。

だから結局のところ、「面倒」の克服こそ、豊かさを得る手段なのだ。

引用:リンク
「books&apps」



二島圭入
スポンサーサイト



にほんブログ村 政治ブログ 世直し・社会変革へ

○ Comment

○ Post comment


  • 管理者にだけ表示を許可する

○ Trackback

trackbackURL:http://gensenkeijiban1.blog.fc2.com/tb.php/1359-6a5c56dd