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重たい自由を求めるよりも、制約がある方が自由になれる。

Posted by ななし on 10.2019 記事 0 comments 0 trackback
リンクより引用
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~前略

■マイルドな支配が一番心地よい
完全な自由は凄く大変だ。
「今日からお前の好きに生きろよ」と突き放されて困惑しない人なんていないだろう。

その一方で、ガチガチに管理されて自由が全くないのもまた辛いものがある。人は、マイルドに支配されるのが一番心地よい。実はこの事はホッブズにより数百年も前に指摘されている。

「万人の万人に対する闘争」

このフレーズだけ独り歩きしているホッブズのリバイアサンだけど、そこに書かれている内容は今読んでも非常に新しい。
彼は国家というものを題材に、支配と自由の関係についてこれ以上無くわかりやすく私達に解説してくれている。

例えば日本という国は、基本的には非常に治安がよく、普通に暮らす分には割と悪くない国だ。
けどこの暮らしやすさは、国が法律や警察などにより、それなりの規制を敷いているからそこ維持されているものである。

これが撤廃されると国は荒れる。
ISISのような組織を持ち出すまでもなく、法と警察が機能していない国では私達は安心して暮らす事はできない。

これが「万人の万人に対する闘争」の真意であり、国が適切に権力を保持しうまく行使している事は、国民にとって幸せな事なのだ。

もちろんこの権力も強すぎると我々を不幸にする。

絶対的権力者と軍事組織で運営されている北の某国に進んで移り住みたい人なんていないだろう。

個人も国も、マイルドな支配がみんなを一番幸せにするのだ。会社というマイルドな支配は、私達を自由というリヴァイアサンから守ってくれているのである。

■日常の中に特別を差し込んで、自分を支配してみよう
先日、安達さんが「習慣を設計できると、人生のクオリティが極めて向上する件」という記事を書かれていた。

実際、習慣は設計できれば随分と強い。毎日運動できれば、痩せるし食べても太らない身体が手に入る。
毎日勉強できれば、一年後には今とは比べ物にならない位、知識が深まる。

そんな事は当然みんなわかってる。けど、これができないから苦労しているのである。これらを意思の力でなんとかするのは結構骨が折れる。

けど、実際にこれらを習慣化させられている人は、とても多くのものを得ているのである。
なんとかならないだろうか?では、1つのヒントを提示しよう。

■日常の中に、やりたい活動を無理やり割り込む
僕の友人に随分と太った人がいたのだけど、彼は最近かなりのダイエットに成功した。

彼に一体何をしたのかと聞いた所、彼の答えは非常にシンプルなものだった。
毎日の通勤路の中で、全力疾走する時間を設けたのだという。

「何回か、運動を習慣化させようかと思ったのだけど駄目だった。わざわざ運動の時間を設けるのは、強い意志と継続力がいる」
「けど運動しないと痩せない。どうしたものかなーと思ったのだけど、そういえば通勤路で走ればいいじゃんって事に気がついたんだ」

「毎日、行きと帰りの2回だけ、全力で走る。会社には週5で通うのだから、自然と運動する機会もできる。これだけで今までジャージに着替えてわざわざランニングするダルさから逃れられたんだから、いい発見をしたと思うよ」

僕もこれを聞いて、家から病院まで毎日走ろうかと思ったものである。

後者の勉強はどうだろうか?これまた僕の知り合いで、改善した例をみてみよう。

彼女はどうしてもやりたい勉強があったのだけど、つい意思が継続できず続かなかった。
そんな時、ふと会社の帰り道に24時間営業のマクドナルドがある事に気がつき、そこで毎日退勤後に30分だけ、勉強するようにしたのだという。

彼女いわく、30分と区切りをつけるのがポイントなのだという。無制限に時間があると、どうしてもダラダラやりがちだけど、30分と区切りをつけることで集中できる。

それにキリが悪い所で終わると、それについてモヤモヤ考えてしまい、今まで絶対にやろうともしなかった自宅での学習のキッカケにすらなったというのだ。

このように人間は不自由の中で自由を発見できると、強烈に成長できる余地があるのだ。

「会社に支配されてるからできない、もっと自由があればできるのに」

こう言ってしまうのは簡単だろうし、僕もそういいたくなる気持ちはわかる。
けど多く人は大抵の場合、本当の自由を貰ってしまうと自由の重さに潰されてしまい、怠けがちだ。

だから、そんな重たい自由を求めるよりも、今のマイルドな支配を最大限に利用してみてはいかがだろうか?

枠組みを一から作るより、枠組みの中で工夫してみた方が遥かに生産性は高まる。

マイルドな支配を活用しよう。そこにこそ、本当の自由が隠れているものである。




別所彦次郎
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