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テレビの匿名性

Posted by ななし on 15.2013 記事 0 comments 0 trackback
テレビがつまらない理由の一つは、匿名性にあると感じます。テレビから発信される情報は多くの受信者の目に留まることとテレビ局の視聴率競争のため、受信者に不快感を与えない当り障りのないものでなければならない。その背景にあるのは、その対象がある程度絞られているならば表現においても特定することができるかも知れませんが、対象がどんな人かわからない匿名であることです。つまり、テレビは誰でも気軽に見ることができる、しかしその簡易さがテレビの長所であり短所になっている。初対面の相手にいきなり失礼なことを言えないことや、大抵人と話をする際には相手を見て相手との距離感や相手の意向を読みながら話す内容を決めるのに対し、テレビ側にとってその対象となる受信者との距離間や意向が量れないことが受信者に響かない大きな理由だと感じます。

例えば、世の中が混沌とし多くの悲劇的なことが現実には起こっている。しかし、テレビから出てくる情報は事実に対して1枚ないし2、3枚のオブラートを重ねた情報になっている、さらには放送されないものもあるでしょう。この表現は、残酷すぎる過激すぎるといった理由で万人に対する当り障りのない言葉や映像を選んでいる。しかし、現実はそんなに奇麗ごとばかりではないことはみんな周知のことであり、この発信される情報のリアリティのなさが発信者に対する不信感を感じさせる要因となっています。これは、身近な人間関係にも言えます。当り障りのない表現をする人は、誰からも嫌われないけれども誰からも好かれないものです。それは、その人が発する言葉が綺麗過ぎてリアルに感じることができずつまらないからだと思います。

私も昔は良くテレビを見ていました。大好きな正義のヒーローの番組を毎週欠かさず見ていました。しかし、大人になり正義のヒーローは現実にはいないことがわかりテレビがつまらなくなりました。さらに大人になりテレビ自体の言っていることが現実ではないことがわかりテレビをあまり見なくなりました。実際、我々は現実に生きており、知りたいのは事実である現実の情報です。だから匿名を相手に当り障りのない情報で本音そして事実を話さないテレビをつまらなく感じるのは当然であると考えます。


折目裕 
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