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自分を対象化するって何?

Posted by ななし on 29.2016 記事 0 comments 0 trackback
先日、露店に自分の演技にこだわっている若い役者が来られた時。新しい活力源と自分発からみんな発への認識を伝えた後、みんなで良い役者とは何か?といった話になった。お笑いからシリアスまで幅広いどんな役でもこなせる、どんな人物にもなれる、表現力が豊かである・・・等が彼を含めたみんなから出てきた。

その話の中で、深く彼に気付きを与えたものが対象同一性という認識であった。つまり、対象に同化する能力こそが「役」の本質であり、皆(観客)の期待であるということ。そして、それが役者に求められる全能力に他ならないという事であった。だからこそ本来、役者にとって自分や個性や役づくりとは邪魔で余計なものでしかないのだ。

そこで彼は「そうか!そうなんだ!!勘違いして来た!」と深く頷くいた後、「・・・しかし、自分を捨てるのは・・・どうすれば・・・難しいですね。」と感想をもらした。そこで対象や課題と向き合い同化する時、そこでは自ずと誰しもが我を忘れる。逆に自分を対象化して、なくそうとすればする程、合わせ鏡のように一層自分に囚われてしまう。といった話をした。

その話をしている最中に、改めてハッとした。<自分を対象化する>この当たり前のように現代人のほとんどが無意識で行っているであろう認識構造は、それ自体が対象性を欠落させるだけではなく、出口のない無限反復構造に思考と存在を閉じ込めてしまうのだ!

>『共認こそ原点であり、意識の統合者である』(2772)

自分を原点=自分を対象化することから始まる個人主義が、認識機能を歪め、問題の突破を困難にするだけではなく、思考や個々の存在そのものを閉塞させるという事に。彼に気付きを与える関係の中で、同時に私自身もあらためて深い気付きを得られることとなった。




笠原光 
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