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自分だけの悩みなどない

Posted by ななし on 15.2016 記事 0 comments 0 trackback

なんでや露店に来る客で、何も喋らずずっと座り込んでいる女子高生がいる。見た感じ、無表情。時折笑顔で不思議な感じを漂わせており、病んでいる印象。

「何かお題聞いてみる?」と尋ねても返事はない。
そのうち別のお客がやってきてお題に応えていると、その話にじっと耳を傾けてくる。彼女からの発言は何もないが、明らかに答えを求めて無言の発信をしているようにも見える。店主とお客の間で交わされている実感や認識に、少しずつ自らも重ね合わせているようだ。

こういう姿もこれからの悩み需要に応えていく形なのかなと感じた。

人間関係が上手くいかなかったり、何をしても活力が出なかったり、そんな自分を否定してますます悪循環に陥ったり。今までは、自己啓発にしろカウンセリングにしろこんな悩み需要に対する答えは、自分を肯定し、自分の中の可能性に気付く事、殻を破ることだとされてきた。
しかし、セミナーやカウンセリングを通じてその時はそう感じれたとしても、現実の日常に戻ればまた同じ生活を繰り返す例は多いよう。自分の中の可能性に気付いても、現実=みんなの中の可能性に気付いていなければ解決には至らない。

上記のような女子高生はそんな可能性をみんなの中に求めているように思えた。周りの会話の中に自分と同じ不全や実感を見つけた時、今までそれが自分ひとりの悩みであったものが、そうではない事に気付ける。そしてそんな不全が社会転換による必然的なものである事が解るほどに、その悩みが自分ひとりの課題ではなくみんなの課題として捉えることができる。
そうする事で徐々に自分の中だけではなく、現実社会のみんなの中に可能性が見えてくるのではないだろうか。

個人的な悩みと思うから答えは出ない。
共認心理学で個人的な悩みも普遍的なみんなの課題に昇華してこそ突破口は見えてくる。
そこに導いてくれる構造認識に感謝!



喜田育樹
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