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「自分に合った仕事」なんかない:養老猛

Posted by ななし on 23.2019 記事 0 comments 0 trackback
「自分に合った仕事」なんかない
リンク より引用

(ニートなど働かない人を)調査をすると、働かないのは「自分に合った仕事を探しているから」という理由を挙げる人が一番多いという。

 これがおかしい。20歳やそこらで自分なんかわかるはずがありません。中身は、空っぽなのです。

 仕事というのは、社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります。

 仕事は自分に合っていなくて当たり前です。私は長年解剖をやっていました。その頃の仕事には、死体を引き取り、研究室で解剖し、それをお骨にして遺族に返すまで全部含まれています。それのどこが私に合った仕事なのでしょうか。そんなことに合っている人間、生まれ付き解剖向きの人間なんているはずがありません。

 そうではなくて、解剖という仕事が社会に必要である。ともかくそういう穴がある。だからそれを埋めたということです。何でこんなしんどい、辛気(しんき)臭いことをやらなきゃいけないのかと思うこともあるけれど、それをやっていれば給料がもらえた。それは社会が大学を通して給料を私にくれたわけです。

 生きている患者さんを診なくていいというのも、解剖に向かった大きな理由です。一番助かったのは、もうこれ以上患者が死なないということ。その点だけは絶対安心でした。人殺しをする心配がないからです。しかし患者さんを診るという行為から逃げ出しても、遺族の面倒だとか何とかもっと大変なことがありました。

 社会、仕事というのはこういうものです。いいところもあれば、悪いところもある。患者の面倒の代わりに遺族の面倒を見る。全部合わせてゼロになればよしとする。

 あとは目の前の穴を埋めていれば給料をくれる。仕事とはそもそもそういうものだと思っていれば、「自分に合った仕事」などという馬鹿な考え方をする必要もないはずです。NHKの「プロジェクトX」に登場するサラリーマンも、入社当初から大志を抱いていた人ばかりではないでしょう。

半端仕事はいけないよ

 合うとか合わないとかいうよりも大切なのは、いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないということです。一から十までやらなくてはいけない。それをやっていくうちに自分の考えが変わっていく。自分自身が育っていく。そういうふうに仕事をやりなさいよということが結論です。

 最近は、穴を埋めるのではなく、地面の上に余計な山を作ることが仕事だと思っている人が多い。社会が必要としているかどうかという視点がないからです。余計な橋や建物を作るのはまさにそういう余計な山を作るような仕事です。もしかすると、本人は穴を埋めているつもりでも実は山を作っているだけのことも多いのかもしれません。

 しかし実は穴を埋めたほうが、山を作るより楽です。労力がかかりません。

 普通の人はそう思っていたほうがいいのではないかと思います。俺が埋めた分だけは、世の中が平らになったと。平らになったということは、要するに、歩きやすいということです。山というのはしばしば邪魔になります。見通しが悪くなる。別の言い方をすれば仕事はおまえのためにあるわけじゃなくて、社会の側にあるんだろうということです。

虫取りが仕事だったら

 若い人が「仕事がつまらない」「会社が面白くない」というのはなぜか。それは要するに、自分のやることを人が与えてくれると思っているからです。でも会社が自分にあった仕事をくれるわけではありません。会社は全体として社会の中の穴を埋めているのです。その中で本気で働けば目の前に自分が埋めるべき穴は見つかるのです。

 社会のために働けというと封建的だと批判されるかもしれません。「自分が輝ける職場を見つけよう」というフレーズのほうが通じやすいのかもしれません。しかしこれは嘘です。まず自分があるのではなく、先にあるのはあくまでも穴の方なのです。

 向き不向きだけでいえば、私は仕事に向いていないとずっと思ってきました。仕事よりも虫取りに向いていると今でも思っています。虫取りをしている間、自分で全然違和感がない。ただ、そればかりやっていても食っていけないということはわかっています。

 向いている虫取りをするためには、どうすべきかと考える。すると、財産も何もないし、とりあえず働くしかない。だから仕事には向いていないと思うけど、やめろと言われるまではやっていいのではないかと思っているのです。

 本気で自分の仕事は天職だと思っている人はめったにいません。仮に虫取りが向いていても、それが仕事になっていいかというと、そうでもないでしょう。もしも虫取りが仕事になるとしてそれが嬉しいかといえばうっかりすると重荷になってしまうかもしれない。楽しんでいられることというのは、ある程度無責任だからこそなのです。



匿名希望
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学生団体の可能性を探る2 ~活力ある学生はまだまだ存在する~

Posted by ななし on 18.2019 記事 0 comments 0 trackback
「仙台建築都市学生機構」
せんだいデザインリーグ・卒業設計日本一決定戦とも呼ばれている。

運営学生は大学1年~3年生とアドバイザー役を務める建築家によって運営されている。(学生団体の可能性を探る1で取り上げたDiplomaxKYOTOは出展者が運営もする)
日本全国の建築学生が出展する大イベントで、2008年(平成20年)には、イギリスの建築・デザイン雑誌「BLUEPRINT」に『世界で最も熱い学生イベント』として紹介され、2009年(平成21年の大会にはアメリカ合衆国・プリンストン大学の学生が観覧に訪れるなど、国際的な注目も集めている。(リンクについて

運営する学生たちは一年生から続けている子が多く、徐々に主体性を持ち出し強い志によって一致団結を成している。
リンク
ここに元代表の1年生のころからの気持ちの移り変わりと、主体となって運営をした想いが綴られている。
本気で設計・制作をした4回生の講評の場を、「本気で作り上げている姿勢」に感動した。
誰かのために本気になるということは難しくて、でもやりがいのあることでみんなが賛同してくれる。

そんな学生はまだまだこの時代にもいるということを知ってもらいたい。



道民
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理系でも“大学院卒が就職に有利”はほぼ幻想~生産の場で求められているのは柔軟性~

Posted by ななし on 18.2019 記事 0 comments 0 trackback
就職活動において、理系は学部卒よりも大学院修士卒が有利だと考える学生が少なからずいます。
しかし、実際の生産課題に直面している企業からすると、志向が狭まっている大学院卒よりも、頭の柔軟性に優れる学部卒の学生の方を切望しています。
大学院進学で得られるというメリットのほとんどは、社会人になっても得られるメリットです。(ex.専門性も実社会で現実の圧力にさらされる方が身につく)
教育の高度化というお題目の下に大学院進学を推進する最大の理由は、大学の経営事情なのです。

◇理系の学生は学部卒で就職をした方が有利だという理由リンク
<ワーク・Workの知識の広場>より
////////↓↓転載開始↓↓////////
~前略~

○理系から就職するのは学部卒より修士が本当に有利なのか

これからの進路に悩む理系学生にぜひ考えてほしいのが、企業が望む人材がどのような人物なのかということです。
専門的な知識を得ている修士や博士の方が有利なのではないかと考えてしまいがちですが、実はそうではありません。
もちろんその企業の分野によっては大学院で専門的な勉強をしている人材を希望する場合もあります。
ただ企業に就職をするとその分野だけではなく、営業や管理職などの部門へと異動をしていきます。
そのために、専門的な分野だけに特化した学生よりも柔軟な考えを持つ学部卒の方が望ましいと希望する企業は多いです。
実際に働き始めると知識よりも大切なことがあるからです。

しかし大学院への進学を勧める空気が流れているのはなぜなのか?と考えるとあることが浮かびます。
それは、大学の経営的な問題だということです。
私立大学の理系大学院の学費は2年でおよそ200万円以上かかります。
この学費を費やしたとしても実際に就職をしても給与の差は学部卒とさほど変わりがありません。

○理系学生が学部卒で就職することのメリット

理系学生は大学院と就職に悩むと思いますが、悩んだら次の言葉を胸に刻んでみてください。

「頭が柔軟なうちに就職をしよう」

学部卒で就職をすると入社時の年齢は22歳、修士の場合なら24歳です。
2年早く入社をするだけで何が違うのかと言えば、頭の柔軟性ではないかという企業側の意見が多くみられます。

大学院で研究を続けて知識を豊かにすることももちろん大切なことですが、早く実際のビジネスの場を経験することで早い成長が期待できます。

~後略~
////////↑↑転載終了↑↑////////

大学院と学部の2年の違いで頭の柔軟性(硬直性)が大きく変化するという事実。
さらには大卒よりも思考の柔軟性が失われていない高卒・中卒で現実社会に出る方が、より期待に応えられる人材に成長できる可能性も高まります。



稲依小石丸
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