偏差値エリートは何故役に立たないか:彼らが今この国を危うくしている

Posted by ななし on 28.2015 記事 0 comments 0 trackback
『偏差値エリートは何故役に立たないか:彼らが今この国を危うくしている』(いかりや爆氏の毒独日記)より転載します。
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筆者は本ブログで「偉くなるほどバカになる」と何度も述べてきた。彼らを侮辱する積りはないが、そう言わざるを得ないから言っているまでのことである。政治家にしろ、企業のトップにしろ、トップグループとされる学者たちでさえそう思わざるを得ない今日この頃である。

彼らエリートが今この国を危うくしている。原発は彼らエリートから文化芸能人にいたるまでその危険性には目をつむり金に目が眩んで推進派となり、反対派を無視し続けてきた・・・福島第1原発事故は、対応を誤れば、1号炉~3号炉のどれか一つでも水蒸気爆発が起これば1~4号機まで手がつけられない状態になります(近くには5号炉、6号炉の外に福島第2原発もある)。そうなればチェルノブイルの事故どころの騒ぎではないのである。今福島原発では、末端の作業員たちが、被爆の危険のなかで懸命に頑張っている。原発推進に踊った文化芸能人や学者らセレブリティたちは、高みの見物をしている。

彼らは厳しい競争に勝ち抜いて一流大学に進学し、優秀な成績で卒業し、大企業や中央官庁に就職した偏差値エリートたちである。

彼らは、恐らく道義や道徳は二の次三の次にして、幼少時から勉強のできる子はいい子であると叩きこまれ、勉強の方が道徳に優先して育てられたのだろう。競争至上主義の中では、道義や道徳よりも他人を蹴落としてでも自分が優位に立つことだけが目的化してしまう、他人への思いやりは形骸化している(例えは悪いが、菅首相の形ばかりの被害者訪問は政権維持のためのパフォーマンスに過ぎない)。

ペーパーテストでは答えは一つしかない、それ以外はみな×(バツ)だから、幼少のころから一つの答えを求めてまっしぐらに育てられたに違いない。偏差値エリートたちの頭脳はデジタル化して数ある情報から一個しか選び出さないような構造にこり固まっているのだろう。本人たちは自分たちの頭がデジタル化していることさえも気付いていないのだろう。柔軟性に乏しいと言うべきか、逆転の発想がないのである。

国の予算編成ともなると、自民議員から民主党議員にいたるまで、大変だ~「財源々々」と繰り返し、その答えはただ一つ「財源」に消費税アップしかないという始末である。小泉政権から今日までどれほど消費税アップが唱えられてきたことか。菅首相の肝いりで突如創設された「復興構想会議」なるものの初会合で、その議長がいきなり「震災復興税」→消費税3年間3%上乗せして8%に引き上げというのだ。大震災という国難のときでさえ、彼らの答えはただ一つ、増税しかないのである。 

筆者は、経済至上主義者である積りはさらさらない。だが、ここ15年余りの間に世界各国の経済成長(名目GDP)が2倍近くになっているのに日本だけがゼロ~マイナスというのは、余りに異常な現象である、しかもこの15年間に国の借金は600兆円も増やした。財務省のエリート官僚は言うまでもなく、マスコミや経済の専門家たち、自民政治家や、民主党議員まで借金の深刻さは口にするが、何故日本だけがここまで落ち込んだのか、誰も解明は愚か、追及もしない。

前例がないものは、彼らには答えをみつけられないのである。根本原因を解明しないから、解決策もみつけられない。

今回の大震災直後に、日銀は合計100兆円を超える巨額の金を金融機関(メガバンク)に流した。日銀はこの巨額の資金供給は震災復興資金であるかのように見せかけたが、メガバンクが震災復興資金にまわした形跡は全くない。その結果起きたことは、1usドルが76円と言う史上最高の円高を記録し、更にその後、今度は年初来の85円を越える円安、そして現在は元の水準82円にもどしている。日本の国家予算を超える規模の巨額の金が短期間に動いたにも拘わらず、政治家もエコノミストもマスコミもだんまりを決め込んでいるのである。その一方で3兆円だの4兆円だのという復興資金に頭を悩ましているのである。
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ウランの拡散による人体への影響について

Posted by ななし on 27.2015 記事 0 comments 0 trackback
福島原発が水蒸気爆発した再に、ウランの拡散による人体への影響について、ほぼ同義である劣化ウランが参考になると思われます。
以下関連サイトより引用

■劣化ウランとは
劣化ウランは、ウラン濃縮の際に生成され、ウラン235の含有率が天然ウランを下回るウランのことである。
天然ウランには、熱中性子による核分裂反応を起こしやすいウラン235と起こしにくいウラン238が含まれ、このうちウラン235の含有率は0.7%程度である。この天然ウランからウラン濃縮によって濃縮ウランを得た後に残された部分は、通常、ウラン235の含有率が0.2%程度であり、これを劣化ウランと呼ぶ。さらに濃縮を行なって劣化ウランに残存するウラン235の割合を下げ、より多くの濃縮ウランを得る事もできるが、新たにウラン鉱石を採鉱・精製・濃縮することと比較してコストがかかるために行われない。上記の濃縮後に得られるのは六フッ化ウランであり、用途に応じて酸化物または金属として利用する。

■劣化ウランの人体への影響①
 ウラン238は半減期45億年の放射性元素です.ウラン238の放射能は主としてアルファ線です.アルファ線の実体はヘリウムの原子核です.ヘリウムは陽子2個と中性子2個で構成されています.残されたウラン238は,核子が4個減って元素名も変わります(トリウム234).
 アルファ線の透過力は大気中では僅か数センチに過ぎません.さまざまな分子や原子とぶつかって,急速にエネルギーを失ってしまうからです.従って体外被曝の危険性はあまり考える必要はありません.
 しかし、その分だけ,直近の組織が受けるエネルギーは巨大なものとなります.ウラン238を含んだ粉塵が体内に吸収されれば,強烈な体内被曝をもたらします.数ミリ周囲の細胞では,細胞内の遺伝子が激しい損傷を受けます.したがって発ガン性も極めて強いものとなります.
 これまでアルファ線の人体への影響はあまり研究されてきませんでした.しかし最近明らかにされた研究によると,人体への影響力は中性子線の2倍、ガンマ線の20倍とされています.
 DU弾が装甲を貫通する場合,弾頭に含まれた金属状のウランが燃え出します.燃えたウラン238は,微粒子状の八酸化三ウラン(U3O8)になります.この微粒子は大気中のチリなどに付着して、広範な放射能汚染を引き起こすことになります.
 このウラン238をふくむチリは,呼吸器,消化器,皮膚からとりこまれます.これらの9割は腎臓から尿に排泄されますが,残りは体内に沈着します.
 またウランは化学的毒性も強く,吸引すると鉛中毒と似た症状を起こすと言われています.

 
■劣化ウランの人体への影響②
 1943年10月30日の員会メモランダムによれば,この日,「S-1実施委員会」という委員会のなかの小委員会から,マンハッタン計画の責任者グローブス将軍あてに,一通の手紙が送られました.その手紙は「放射性物質の兵器としての利用」と題されていました.そこには、「ウランの吸引によって,数時間から数日のうちに気管支に炎症が発生する」と報告されていました。

 手紙は続きます.「(ウランから放射された)ベータ線は,汚染された水、食糧、空気により消化器官に入り込む.空気から吸引されたものは鼻や咽喉頭、気管支の粘膜などに付着し、次に飲み込まれる。その効果は気管支におけるのと同様な局所的な炎症である。胃、盲腸、直腸では,摂取されたものが,どこよりも長期にわたって残留する.このため消化器系統の臓器が最も深刻な影響を受ける。放射線被爆による一般的症状を示すことなく、消化器官に致死性の潰瘍、穿孔が発生することも考えられる」

 このように,劣化ウランを吸引または摂食した人が、下痢などの激しい発作に襲われることが報告されています。かつて1943年に小委員会報告で予見された健康障害のほとんどは、「砂漠の嵐」作戦で劣化ウランの被爆を受けた兵士において観察されているのです.

(ウランと劣化ウランのすり替えがあります.手紙が指しているのは,原料ウランそのものです.劣化ウランの放射能はその60%程度です.
また,「(ウランから放射された)ベータ線」というのも,現在の知識から言えば不正確です.劣化ウランの場合はほとんどがアルファ線による内部被曝です.ただし,記載された症状は完全に一致しています.このことからアルファ線にもベータ線やγ線と同様の効果があることが推測されます.)

■劣化ウランの人体への影響③
次に、このメモは、劣化ウラン弾の人体・環境影響について、「放射性粉塵や煙霧によって汚染されている地域は、汚染濃度が十分高く保たれる限り危険であろう。
又、これらの物質は処分されて吸入の代わりに摂取によって体内に取り入れられることもある。貯水池や井戸は汚染されるだろうし、食物も、粉塵や煙霧を吸い込んだ時に引き起こされる場合と同様な有害な影響を及ぼす毒に汚染されることになろう。」
と説明し、「1ミクロン以上の微粒子は鼻、気管、気管支に付着され、それから毎分1/2-1cmの速度で内壁の粘液と一緒に運搬される率が高い。1ミクロン以下の微粒子は肺胞に堆積し、そこに永久に留まっているか、リンパ腺か血管に吸収される率が高い」として、呼吸器系の障害を指摘する。
さらに、「汚染された水や空気、食物を通じて消化管に入り込むことができる。これらの物質は空中から、鼻の粘液、喉、気管支などに付着して、飲み込まれるだろう。
その影響は気管支において見られた様に、局部の刺激症状(炎症)であろう。 これらの物質は胃、盲腸、直腸には、他どの器官よりも長期間残存し、これらに影響される率が非常に高い。 放射能被爆のいかなる一般的症状さえも見られずに、腸に穿孔や腫瘍ができて死に至ることも考えられる。」「ベータ線やガンマ線を放出する核分裂生成物は肺や消化管から血管に吸収され、全身を巡るかもしれない」と指摘している。




S・M
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福島原発は”爆発”しても、しなくても、長期的な危険度は変わらない

Posted by ななし on 26.2015 記事 0 comments 0 trackback
■爆発しない可能性は高い

現在は付け焼刃的な冷却水注入が破綻せずに推移しており、原子炉全体が溶け落ちるような状態には至っていない。水滴が落ちるように、粒子状になった核燃料が内釜から外釜へ、外釜から外部へ、または冷却水の中に流出している。さらに、炉内の圧力を常時監視し、一定の期間でベント(水蒸気を逃がし、圧力を下げる)している。
このまま爆発を起こさずに(小さな水蒸気爆発を伴いながら)安定的に推移する可能性が高い。(但し、老朽化した配管や釜が、次の地震などで折れたり割れたりして放射線量が急上昇し、作業員がいなくなるという事態に陥らなければ、であるが)

■爆発しなくても放射性物質の総量は変わらない?

循環型の大規模な冷却装置を完成させ核燃料を冷温停止させなければ、核分裂(or自然崩壊)は長期間に亙って続くことになる。すると結局、誕生する放射性物質の量は、爆発しようが爆発しまいが、「同じ」だということになる。発生した粉末状のウランをはじめとする放射性物質は、炉や配管の亀裂から漏れ出して、空中に放出され続け、あるいは冷却水を通じて海に流れ続ける。こうして、ゆっくりと周囲に放射性物質が拡散していく。

つまり、爆発するかしないかという問題は、放射性物質の拡散範囲と密度を左右しているに過ぎない。(大量の熱を伴う爆発の方が核分裂反応が促進される可能性を考慮すれば、「爆発が起こらない方が」ウランそのものが粉末状に破砕されて放出され、それが拡散して生み出す放射性物質の方が、量は多いかもしれない)

■内部被ばくが問題になる

しかも、爆発を伴わずに放射性物質の拡散が進んだ場合、何も対策が取られない可能性が高く、その場合空間の放射線量が小さくても、放射性物質が体内に取り込まれていくことになる。体内に取り込まれた放射性物質は、α線やγ線などの放射線を出し続け、近辺の細胞は微弱であれ長い期間集中的に放射線を浴びることになる(内部被ばく)。この細胞がガン化する可能性は高く、外部被ばく以上に内部被ばくが問題になる。

加えて、海などに流出した放射性物質は、魚などの食品を通じて人間の体内に取り込まれる。冷却水が蒸発する時にも放射性物質を含んでいるため、雲となり雨となって関東近辺に放射性物質が降り注ぐことになる。とりわけ、放出されたウランそのものが体内に取り込まれた場合の人体被害は、イラク戦争における「劣化ウラン弾問題」でも一部報道されているように、悲惨なものとなる。

つまり、爆発しなくても(あるいは、爆発しないで推移するからこそ)内部被ばくは避けられないことになる。マスクやカッパなどの対策はもちろんだが、体内に取り込んだ放射性物質をどう排出or無害化するかが、次の課題となる。





内藤琢
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福島原発では、核爆弾のような”核爆発”は起こらない

Posted by ななし on 25.2015 記事 0 comments 0 trackback
■核爆弾のような”核爆発”はしないのか?

核爆弾で起こる”核爆発”は、原発事故では発生しないとされる。
核爆弾にウランを使う場合は、ウラン-235を100%近くに濃縮したものを使用する。天然のウランのなかにはウラン-235は0.7%しか含まれていない。この天然ウランをそのまま燃料に使う型の発電炉もあるし、また軽水炉型の原発ではウラン-235を3%ぐらいに濃縮して使っているが、爆弾の場合はウラン-235を純粋100%に近くする。これら純粋のウラン-235またはプルトニウム-239を2つ以上のかたまりに分けておき、それぞれのかたまりは臨界質量以下にしておく。それらのかたまりを火薬の力で急激にぶつけ合うと、連鎖反応を起こし爆発する。 ウラン235の核爆弾の2つのかたまりが、火薬の力でぶつかり合って1つになったとき、中性子が飛んでくれば10万分の1秒以下でウラン-235全部の原子核が核分裂し、莫大なエネルギーを放出し、周囲の物を吹き飛ばしてしまう。

原子炉内部では、この核分裂反応(=”核爆発”)を、減速材を使って非常にゆっくりと連鎖させ、制御している。これを、臨界と呼んでいる。

原発では、例え事故が起こってもウラン-235やプルトニウム-239の純度が100%近くになることはないので、核燃料が再臨界に達しても、「核爆弾のような核爆発は起こらない」。





内藤琢
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必要なのは「低炭素社会」ではなく「低エネルギー社会」

Posted by ななし on 24.2015 記事 0 comments 0 trackback
ちきゅう座『エントロピー学会2010 年全国シンポジウムパネルディスカッション必要なのは「低炭素社会」ではなく「低エネルギー社会」:小出裕章』 より転載します。
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【自己紹介】第2次世界戦争が終わった4 年後、東京の下町に生まれました。敗戦の年の3月の空襲で焼け野原にされた東京の復興とともに成長し、原爆を含めた戦争の恐ろしさを一方に感じ、一方では成長していく社会のために、原子力こそ未来のエネルギー源だと信じました。1968年、夢に燃えて大学の原子核工学科に進学しました。しかし、原子力の資源であるウランは貧弱な資源でしかありませんでしたし、原子力発電が抱える危険は都会では引き受けられず、過疎地に押し付けられました。また、日本であたかも別物であると宣伝され続けてきた核と原子力が実は同じものであることを知り、一刻も早く核=原子力を廃絶したいと思うようになりました。

Ⅰ 二酸化炭素地球温暖化説の大合唱

現在、地球が温暖化していて、このままいけば、北極の白熊が絶滅するとか、ツバルなど小さな島国が水没するとかいうニュースが四六時中流されています。そして、温暖化の原因は大気中の二酸化炭素など温室効果ガスの増加であり、二酸化炭素の放出を減らして「低炭素社会」を目指さなければいけないという主張が大々的になされています。さらに、それを実現するためには二酸化炭素を出さない原子力を使うしかないという、私から見ると途方もない嘘が蔓延しています。

しかし、言われている危機が本当であることを科学的に示すためには、①地球が温暖化していること、②その原因が二酸化炭素など温室効果ガスであること、③コンピュータシミュレーションが正確であること、④温暖化した場合の影響予測が正しいことのすべてが必要です。このうち、一番立証しやすいのは①ですが、過去150 年間の地球平均の大気温度の上昇は0.6 度~0.8 度だそうです。

150 年前とは日本では江戸時代ですし、そんな時代の地球平均の大気温度なるものをどれだけ正確に評価できるか、それすら難しい課題です。②の因果関係については、過去の地球の大気温と大気中の二酸化炭素濃度の変化を見る限り、大気温の変化が二酸化炭素濃度の変動の原因です。現在の二酸化炭素温暖化説はその因果関係を逆転して主張しています。③については、地球のような複雑系のシミュレーションに対しては慎重であらねばなりません。実際に最近数年の気温変動の予測は完全に失敗しています。④についてはさらに不確定さが大きく、2035 年にヒマラヤの氷河が消滅すると言われたことなどまったく根拠のないものでした。

ただ、二酸化炭素地球温暖化説が言うようにツバルのような国が海面下に沈んでしまうのだとすれば、それは享楽的な生活を続けてきたいわゆる「先進国」の責任です。そんな横暴は到底許されないと私は思います。予防原則を適用し、一つの原因かもしれない二酸化炭素の放出を減らすべきだという主張は成り立つでしょう。

Ⅱ 放射性物質こそ毒物

二酸化炭素は地球の生命系にとって必須の物質です。植物は光合成によって大気中の二酸化炭素を固定することで生きていますし、動物はその植物を摂取することで生きています。その二酸化炭素が決定的な悪者とされ、二酸化炭素を出さない原子力はエコだ、クリーンだと宣伝されています。一方、原子力が産むものは放射性物質です。そして、放射線に被曝することはあらゆる意味で危険を伴います。

そのことに気付いた一人の若者が公共広告審査機構(JARO)に提訴し、JARO は専門家による審査委員会を作って検討し、以下のような裁定を下しました(登録番号A-08-05-020)。

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今回の雑誌広告においては、原子力発電あるいは放射性降下物等の安全性について一切の説明なしに、発電の際にCO2 を出さないことだけを捉えて「クリーン」と表現しているため、疑念を持つ一般消費者も少なくないと考えられる。

今後は原子力発電の地球環境に及ぼす影響や安全性について充分な説明なしに、発電の際にCO2を出さないことだけを限定的に捉えて「クリーン」と表現すべきでないと考える。

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あまりに当然な裁定ですが、JARO は民間の機関で強制力を持たないため、国と電力会社はこの裁定を無視して、相変わらず偽りの宣伝を流し続けています。

Ⅲ 原子力が放出する二酸化炭素

その上、原子力は二酸化炭素を出さないわけではありません。最近まで、国や電力会社は「原子力は二酸化炭素を出さない」と言ってきましたが、最近になって「原子力は発電時に二酸化炭素を出さない」と宣伝文句を変えました。それはウラン採掘から、製錬、濃縮、加工さらには廃物の始末まであらゆる工程で化石燃料を使用せざるを得ないからです。それでも彼らはライフサイクル全体を考えれば、原子力が放出する二酸化炭素は化石燃料に比べて少ないと主張します。

しかし、ライフサイクル全体での二酸化炭素の放出量を評価するためには、シナリオが描けなければいけません。原子力利用は放射性物質を生みますが、それを消す力は人間にはありません。できることは隔離だけで、隔離を続けなければならない期間は100 万年です。そんな長期に亘って安全を保証する力は科学にはありません。原子力を推進する人たちは、地下に埋めてしまえば後は何もしなくてもいいというシナリオを描きました。

そんなシナリオを基に評価された二酸化炭素の放出量などもともと信用に値しません。原子力の燃料であるウランは貧弱な資源で、長く見積もっても100 年しか利用できません。一方、生み出す放射性物質を100 万年に亘ってきちんと隔離しようとすれば、一体どれだけの二酸化炭素を放出することになるのか想像すらできません。

Ⅳ なすべきはエネルギー浪費の廃止

「産業革命」以降、人類が膨大なエネルギーを使うようになり、大気汚染、海洋汚染、森林破壊、酸性雨、砂漠化、産業廃棄物、生活廃棄物、環境ホルモン、放射能汚染、さらには貧困、戦争など、過去には経験したことのない巨大な脅威を抱えるようになりました。また、人類以外の多数の生物種を絶滅させてきましたし、今も絶滅させようとしています。それらすべては二酸化炭素による地球温暖化のせいで起きたのではありません。仮に二酸化炭素が地球温暖化の原因の一つだとしても、温暖化は無数にある脅威の一つに過ぎません。人類が今後も化石燃料を使い続け、大気中の二酸化炭素の濃度が増え、そして仮にそのことが原因で地球が温暖化することがあったとしても、敢えて言うのであれば、そんなことは瑣末なことです。それ以前に、エネルギーを使う行為自体によって、生命環境ははるかに大きな破壊を受けるでしょう。

~中略~

あらゆる意味で原子力は最悪の選択ですし、地球の生命環境が大切であるというのであれば、二酸化炭素の放出を減らすなどという生易しいことではすみません。日本を含め「先進国」と自称している国々に求められていることは、エネルギー浪費社会を廃止することです。
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以上です。




匿名希望
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原発推進にブレーキをかける欧州~ドイツ以外の国でも脱原発、原発ブレーキの動きに拍車

Posted by ななし on 23.2015 記事 0 comments 0 trackback
『原発推進にブレーキをかける欧州』(村野瀬玲奈の秘書課広報室) より転載します。
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ドイツの脱原発の動きについてはすでに何度か触れました。ヨーロッパのそれ以外の国の脱原発の動き、原発にブレーキをかける動きについて報道を、報道日順にメモしておきます。

最初は、原発推進勢力の狡猾(こうかつ)さが見え隠れする政局含みのイタリアでの動き。

●asahi.com(朝日新聞社)
イタリア、原発再開計画1年間停止へ

2011年3月23日9時34分

 ~転載文略~

●毎日jp(毎日新聞)
■福島第1原発:伊が原発再開を断念 国民投票前に反対強く

2011年4月19日 23時40分(最終更新 4月20日 1時05分)

 ~転載文略~

■イタリア:上院、原発凍結法案を可決…野党「わな」と反発

2011年4月21日 12時49分

 ~転載文略~

無事原発再開計画は凍結されてほしいと祈らずにはいられません。

次は、フランス東部、アルザス地方の「原発の村」、フェッセンハイム(Fessenheim)での反原発の動き。

●NHKニュース
仏 原発の町で閉鎖訴える集会

2011年4月11日 8時28分

 ~転載文略~

フェッセンハイム原発をめぐる意思表示についてですが、当のフェッセンハイム村での原発反対の意思表示だけではなくて、周辺地域にも広がっていますが、それはこの記事の最後でまた触れます。次はスイスの動き。

●東京新聞(TOKYO Web)
脱原発の可能性に言及 スイス大統領

2011年4月12日 07時15分

 ~転載文略~

大いに凍結してほしいです。

それから、ヨーロッパの企業の動きとして、ドイツのシーメンス社(...って日本では表記されるけど、ドイツ語では「ジーメンス」...というか、「ズィーメンス」)の原子力発電事業見直しの件について報道されています。日本の財界は「企業における意思決定をスピーディーにしなければならない」などとよく言いますが、このジーメンス社にならって日本の各電力会社は脱原発の意思決定をスピーディーにしてほしいものです。

●東京新聞(TOKYO Web)
シーメンスが原発合弁解消 仏アレバと、福島事故受け

2011年4月12日 07時39分

 ~転載文略~

さて、フランスのフェッセンハイムの話に戻ります。

最近、フェッセンハイムのあるアルザス地域圏の大都市ストラスブール市議会では、保守派の力が伝統的に強い土地柄ですが、右派も左派もほぼ全会一致でフェッセンハイム原発閉鎖を決議しました。人様の訳した記事で手抜きしますが、こちらでお読みください。

●フラネット(パリ通信)
欧州議会のあるストラスブール市議会で原発基地が廃止・閉鎖が はぼ全員一致で決議

2011年4月14日木曜日

 ~中略~

なお、最後に、イタリアの最新の動きについては、最初グーグル検索したときには2009年の原発推進の記事がトップに出てきて驚いたけど、大津留公彦さんの記事のおかげで、上に転載した正しい記事にたどりついたことに感謝して今回の記事を終わります。

●大津留公彦のブログ2
イタリアも脱原発?

2011年3月24日 (木)
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猛獣王S
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「日本人の可能性」で原発危機は突破できるのか

Posted by ななし on 22.2015 記事 0 comments 0 trackback
東日本大地震後の人々の行動の中から、日本人の特質である協働性や助け合いが顕著に見られました。これらの特質は「日本人の可能性」として捉えることができると思います。顕在化した「日本人の可能性」を再確認する意味を込めて、歴史的にどのように形成されたのかを議論する中で、一つ疑問が残りました。それは原発危機(震災の二次災害)を『日本人の可能性で突破する事は可能か?』という疑問です。

■日本人の可能性について再確認
歴史に見る日本人の可能性1
歴史に見る日本人の可能性2
上記の投稿をたたき台として、「日本人の可能性」を再確認しました。具体的には共認原理、警戒心低い、受容性、自給自足が主に挙げられます。

■日本人の可能性はどのような外圧状況で育まれたのか
    <外圧状況>     ⇒    <可能性>
 集団同士の接触頻度が増す ⇒ 贈与ネットワーク(共認原理)
 
 中国大陸から伝来した   ⇒ 多神教(受容性・警戒心低い)
 生産・祭祀様式
 
 西洋から流入してきた   ⇒ 鎖国して循環型社会の実現(自給自足)
 科学技術・一神教的世界観 

外圧状況を整理してみると大きくは、伝来(渡来人等)の外圧と自然外圧が影響していると考えられます。
【伝来の外圧】については、初対面の人or集団との間に発生する緊張圧力に対して、警戒心の低さを基調として、受け入れ(受容性を持って)対応してきました。
また、【自然外圧】については、人類500万年の歴史の中で観念機能を獲得した土台が大きく影響していると考えられます。
>感覚に映る自然(ex. 一本一本の木)の奥に、応望すべき相手=期待に応えてくれる相手=精霊を措定する(=見る)。人類が万物の背後に見たこの精霊こそ、人類最初の観念であり、人類固有の観念機能の原点である。( 実現論1_6_02 )
自然物や自然現象を神格化し、八百万の神に対して畏敬の念を持つ意識を長らく保持した結果、多神教へ繋がったと思います。

■今回の震災は日本人の可能性で突破できるのか?
「日本人の可能性」は【伝来の外圧】or【自然外圧】によって形成されたのであって、現在危惧されている放射性物質or放射線の発散は人類史上経験していない外圧(=外圧対象を目視できない外圧)です。
人類が経験していない危険性の高い状況において、通常に生活をしている実態が既に報告されていますが、これを「受け入れ」と捉えることも出来ます。危険性の高い状況を受け入れていると言う点では歴史的にも、度々経験しています。
しかし現在、福島県内では、被爆量の限界値を通常の80倍の設定にして、通園・通学を可能にしています。( 参照:250024 )この実態からみると、日本人の受け入れ特質と捉えるよりも、県民が判断できないと捉える方が正しいように思います。「受け入れ」とみえる行動も、見方を変えると、判断が出来ないだけであって、戦後のアメリカによる愚民化政策の一つの成果の現われかもしれません。

■どうする?
放射性物質の危険性は目視で確認する事が出来ず、不安は募る一方で危険を捉えることが難しい状況になっています。今回の危機は観念で捉えることしか出来ず、その正しい情報が発表されない今、不安を捨象して通常の生活を送っているのだと思います。
現在のマスコミ不信から、事実収束へ向っている人は多くなっています。この潮流をより加速する事が重要になってくると思います。今回の震災で顕在化した「日本人の可能性」だけでは、太刀打ちは出来ず、そこに必要になってくるのは事実共認です。不安を捨象する事は受け入れでも寛容でもありません。事実共認をいかに形成できるかが、今後の日本の可能性には必要不可欠になってくると思います。





大脇正嗣
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マスコミは決して語らない、内部被爆の危険性

Posted by ななし on 21.2015 記事 0 comments 0 trackback
放射線による被爆には、「外部被爆」と「内部被爆」があるが、現在報道されている被爆線量は、ほとんどが「外部被爆」の数値となっている。これは、内部被爆の線量を測定することが難しいからであると考えられる。全身の被爆を測る装置があり、内部被爆の影響を判断できるが、脂肪などがあるため、正確な数値よりも、少なめにしか測定できない。そのため内部被爆に関する線量が示されていても正確な危険性は判断できない。

内部被爆は外部被爆より明らかに人体への影響が大きいため、内部被爆に関する基礎情報を整理しなければならない。
まずは、「内部被爆の影響」を事例をもとに検討する。

以下、転用。


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■内部被曝の影響は明らかになっていない

これは内部被曝の線量が検出しにくいためです。外部被曝では、環境値を測定することで、人体との影響の相関を探ることができます。内部被曝では・・・ガイガーカウンターを体内に突っ込むわけには行かないわけです。
また発症に時間がかかるケースが多く、その相関も統計的に判断しなければいけません。多人数・長期間の調査が必要で、コストも多く、その調査は十分行われていないのが現状です。
ですから、「どれだけ放射性物質を取り込んだら危険なのか」はまったくの未知です。未知なので、だれも内部被曝の危険性については触れないのです。


■許容範囲内の放射線量の原発付近で、乳がんが大量発生

では内部被曝の影響は小さいのではないのか?と思われるかもしれません。しかし、こんなデータもあります。アメリカの原発周辺では、乳がんでの死亡率がとても高い(乳がんは放射線の影響により発病する代表的な疾患です)。


■図の黒い部分は原発の100マイル以内を示しています。1985~89年のアメリカの乳ガン死亡者のうち3分の2はその郡の住民である、との報告があります。面積にしてみれば、30%前後しかないんです。それなのに、乳がんでの死亡率が異常に高い。これは原発の影響と見て間違いないでしょう。(もちろん、日本でも原発増設にともない乳がん患者が増加しています。日本では沖縄や離島以外、全て"原発の近隣"です。)

このデータが示す本当の恐ろしさは・・・これら乳がんの死亡率が、「原発事故による健康被害ではない」ということになっていることです。定められた安全基準に従い、正常に運転された原発による影響なんです。これらの原発から放出された放射線が「一年間に浴びていい量」を超過したわけではありません。測定値は安全値を示しているのです。

ではなぜ乳がんが急増したのか?僕は内部被曝の影響と見ています。実は厳重に密閉していても、"「放射性廃棄物」の一部はどうしても原子炉外部へ出て行かざるを得ない"んです。外部被曝による健康被害が考えられない以上、内部被曝の影響と見るのが自然ですし、内部被曝は少量だろうと影響は大きいです(その理由は次に記します)。だから線量は安全度のあてにならないのです。

現在でも「線量は一年に浴びていい値の何百分の一だから安心しろ」という論調がありますが、これは内部被曝を全く度外視した乱暴な意見なんです。


■α線の影響はβ線の20倍
α線は名刺ほどの厚さの紙で防ぐことができ、放射線を浴びた場合でも皮膚でその大部分を防ぐことができます。β線は1cmのプラスチック板がないと防げません。γ線では、分厚い鉛板でなければ防げません。ですからα線の影響は微弱と考えがちです。

でも、α線の人体に及ぼす影響はβ線、γ線の実に20倍なんです。これが体内被曝と体外被曝ではまるで影響が違ってくる理由です。テレビの専門家がしきりに「ぬれたマスクをしてください」と喚起していたのは、体内被曝のリスクを低減させるためです。「本当に怖いのは体内被曝」なんていえないから、遠まわしに被害を防いでもらうしかないんです。


■自分の考えで判断を

東電、全く抑止力のない保安院。そしてアメリカと、原発利権にべっとりな日本政府。重要なスポンサーである東電を批判できないマスコミ。

「本当に危なくなれば内部被曝の勧告が出るだろう」と考えるのは間違いです。自分の頭で情報を見極め、判断してください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上。





小熊耕平
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福島原発の事故とチェルノブイリが単純に比較できない理由

Posted by ななし on 20.2015 記事 0 comments 0 trackback
マスコミや外国の原子力推進者の見解でチェルノブイリとの比較でベクレルの総量比較が成され、それが1/10以下だから同じレベル7でも比較にはならないとされているが、ちょっと怖い数字がある。

2011年4月22日に原子力安全委員会の小原氏が漏らした数字は恐ろしい。

ヨウ素131が、一時間あたり6990億べクレル。
セシウム137は、一時間あたり1430億べクレル。セシウムはヨウ素に換算すると40倍なので、一日あたりは137兆2700億べクレル。
合計すると、153兆7120奥べクレル。

153兆ベクレルのうちセシウムの割合が9割を占めるのである。

以下は2011年の3月24日の日経新聞に書かれていた記事である。
>【ベルリン=赤川省吾】オーストリアの気象当局は23日、福島原発の事故で放出されたセシウム137の量は旧ソ連チェルノブイリ事故時の20~60%にあたるとの試算を公表した。ヨウ素131は同20%としている。国際機関を通じ日米ロなどの観測所から取り寄せたデータをもとに算出。

これによると福島の事故の特徴はチェルノブイリに比べてセシウムが明らかに多いという傾向である。
一瞬で爆発したチェルノブイリと、だらだら1ヶ月も2ヶ月も放射能を放出している福島。その違いは、セシウムとヨウ素の比率の違いに現れているのではないか?要するに福島は危険度が高いセシウム型の事故である事が
指摘できる。

このセシウムとヨウ素をどう評価するかというのが、ポイントになるが、現在全てセシウムはヨウ素に換算されてベクレル表示されている。その換算式がセシウム×40倍=ヨウ素×1倍という事になっているが、この換算式が実に科学的根拠の薄い数字で、おそらくはINESが人体への影響度合いの差はこのくらいだろうと定めた数字を基にしているに過ぎないからだ。
セシウムとヨウ素の違いはその半減期の違い(セシウム 30年、ヨウ素8日)を見ても全く別の性質の物質と言っていいほど異なり、ヨウ素が数日で排出されるのに対して、体内に1年近く留まり、数十年間土地を汚染し続けるセシウムはヨウ素のわずか40倍というような数字ではとても比較できるとは思えない。場合によっては一桁違う数字になるのではないか?

セシウムがこれだけ多く観測されているという点がこの福島の一番怖い点であり、さらにそれを8日で半減するヨウ素に換算しているというごまかしが、さらにその事実を見えなくさせている。

東電がセシウムの量をヨウ素換算して直ぐにレベル7に上げたのも頷ける。たぶん、セシウムの怖さを最も知っているのはチェルノブイリであり、その情報を把握している政府であり、東電であろう。
福島型の事故は放射物質の特性から見て、チェルノブイリより長期に渡りダメージを受けるという特徴があるのではないか?



田野健
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人災の原発事故:安全対策より原発反対派対策を優先

Posted by ななし on 19.2015 記事 2 comments 0 trackback
『人災の東電福島原発事故:安全対策より原発反対派対策優先の過誤』(新ベンチャー革命) より転載します。
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1.佐藤・前福島県知事の証言にて、東電の不作為の罪が暴かれる

3.11東電福島原発事故に関して、各界から人災という声が日に日に強まっています。とくに、福島県民を代表していた佐藤栄佐久・前知事(冤罪で東京地検特捜部逮捕、失脚)の東電との交渉のいきさつが本人の口から外国特派員を含む海外マスコミに語られ始めています(注1)。そして東電は佐藤前知事の懸念をことごとく無視してきたことがあきらかとなっています。

佐藤前知事のみならず、他からも再三警告を受けていたにもかかわらず、東電は福島原発老朽機の安全対策を無視してきました。

2.謙虚な安全対策より原発反対派の封じ込めを優先

東電を筆頭に、産官学の原発推進勢力は、原発反対派を敵視しており、佐藤前知事も彼らにとって手ごわい天敵のひとりだったのです。

世界で唯一、原爆被害に遭っている日本人はことのほか、原子力アレルギーが強い国民です。そこで、50年代から進められてきた原発建設の推進勢力は、当初から原発反対派との闘いに直面して今日に至っています。

半世紀以上も原発反対派と闘った原発推進派にとって、いつしか、安全対策より、反対派対策にエネルギーを使う習慣が身についてしまったのでしょう。

その結果、憎き原発反対派の警告に謙虚に耳を傾ける習慣が廃れて久しくなったわけです。

3.原発推進派は天敵の警告を徹底的に無視する習慣がついた

長年に渡る原発反対派との闘いで、原発推進派には、反対派に対する感情的反感が醸成されていると思われます。

人間誰も、敵意を持つ相手の言うことを素直に聞こうとは思いません。おそらく、反対派を敵視する東電関係者は、反対派の言うことは意地でも聞かないというような習慣を身につけてしまったのです。

4.安全対策より安全神話つくりを優先

原発推進派は本音では原発が危険であると知っています、その証拠に、東電は自社の原発を首都圏には一切、建設していません。万が一の事故が起きたら大変なことになるとわかっています。

そこで、原発立地周辺住民を説得するため、原発は安全だというプロパガンダを発信し続けなければなりません。

このような活動をパブリック・アクセプタンス(PA)活動と言います。原発立地地域の反対派は、それなりに勉強しており、それを支援する専門家もいます。その人たちを言論封鎖するには、原発は安全だと強弁し続けるしかありません。

こうして、原発推進派は、原発事故リスクの真摯な追究や安全対策に関心が行かず、反対派をいかに言論封殺するかにしか関心が行かなくなったのです。

5.原発推進派に本質的安全をチェックする人間がいなくなった

原発推進派は、安全神話つくりに血道を挙げるようになり、基本に立ち返って、本質的安全をチェックする人が誰もいなくなったと思われます。

そして、原発推進派は反対派対策に注力するあまり、原発の安全性、とりわけ老朽原発の安全性を議論することすら内輪でタブーとなってしまった可能性があります。

その結果、東電福島の老朽原発は、反対派からの追及を恐れるあまり、その危険な状態を国民の目から隠ぺいする方向に行ってしまったのではないでしょうか。

東電の原発関係者は本音では老朽機の脆弱性や危険性に感づいていたにもかかわらず、それを補修・補強をすると、反対派が老朽機の問題を引き合いにだして、その他の原発すべての再点検を要求することが予想されました。

現に、2002年、老朽機の検査報告書改ざんが発覚したとき、東電は全原発の運転停止に追い込まれた苦い経験があります。そこで、またそうなっては大変だから、老朽機の補修・補強は必要とわかっていても、あえて放置し、国民の目から隠ぺいしてしまった。しかしながら、自然はそれを決して許さなかったのです。そして、東電は2011年3月11日という運命の日を迎え、不作為の罪が暴かれたのです。

注1:ゲンダイ・ネット、2011年4月19日
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猛獣王S
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総がかりで福島第一原発事故を隠蔽する各省庁

Posted by ななし on 18.2015 記事 0 comments 0 trackback
『総がかりで福島第一原発事故を隠蔽する各省庁』(逝きし世の面影) より転載します。
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●『風評被害を恐れて洗って測定していた農林水産省』

何と、発表されていた福島県で出荷制限されたほうれん草など葉もの野菜の放射線の数値とは、政府の指示で水洗いした後の10分の1程度低い値であったのです。
テレビなどマスコミ報道では『洗えば10分の1に低下するので食べても安全』と宣伝していたが、ほうれん草はすでに洗った後の数値だった。
東大病院放射線医療チームによると、以前の測定法のマニュアルは『水洗いせず』となっているが、厚労省から『水洗いしてから計測するように』との通達があったため、それに従ったとのことです。
この通達は各自治体や測定機関全般に送られた。
洗うと1/10程度に放射性汚染物質は落ちるので、それなら実物はマスコミで発表された数値の10倍程度汚染されていたことになる。
これは政府マスコミによる隠蔽で、丸っきりのペテンであり悪質な偽装行為(印象操作)である。

●『なるべく計測値が低くなるように計測する経済産業省原子力安全・保安院』

放射線量をわざと低くして計測しているのは農水省だけでなく経済産業省の原子力安全・保安院でも数値が低く見せる。
事故直尾の大気と降下物質を計る国際原子力機関(IAEA)とは違い、日本側は爆発直後ではなく時間が経過してから大気中の放射線量だけを測定していた。
これはヨウ素は半減期が8日であり、希ガスやハロゲン類など揮発性の高い放射性物質は時間が経てば自動的に数値が小さくなる。
表土の放射能値の測定でも同じであり、やはり風評被害を恐れて、IAEA(国際原子力機関)とは大違いで土壌調査では表土を5センチ以上掘り下げて放射性降下物質を除いて計っている。
世界基準のIAEAでは放射性降下物の影響を受けやすい表土のみを集めて計っているので、数値が大きく違うのは当然であり、日本側は出来る限り小さな数字が出るように操作していた。

●『事故1月後に突然、安全基準値を20倍にする文部科学省』

文部科学省は2011年3月時点の、福島第1原発事故の悲惨な有様明らかになる以前では、累積放射線量の人工被ばく年間限度を1000マイクロシーベルト(1ミリシーベルト)としていた。
例外として、緊急事故後の復旧時と限定して、原子力を推進する立場の国際放射線防護委員会(ICRP)は、1ミリシーベルトから20ミリシーベルトとしている。
細胞分裂の速度が速い子どもは大人よりも3~10倍放射線の影響を受けやすいと考えられ、幼児の股関節脱臼のエックス線検査では性腺を防護する。また学童の胸部集団検診も現在では廃止された。
2011年4月13日、内閣府の原子力安全委員会の代谷誠治委員は『校庭で土壌から巻き上げられた放射性物質 を吸い込み、内部被ばくする場合もあることを考慮すべきだ』と述べ、年間の累積被ばく放射線量について 『子どもは10ミリシーベルト程度に抑えるのが望ましい』との見解を示し、文科省に伝えたという。
しかし高木義明文部科学大臣は拒否。
その後内閣府原子力安全委員会側も単なる個人見解だったと腰砕けしている。
2011年4月19日、文科省は乱暴にも学校活動上での放射能安全基準を年間20ミリシーベルトにしたと強引に発表。
無責任の極みである。
文部科学省が目安としたのは、国際放射線防護委員会(ICRP)が原子力事故の収束時の許容線量とした年間1~20ミリシーベルトの上限値いっぱいである。
この数字をもとに屋外活動の制限などを求める基準値として、毎時3・8マイクロシーベルト(1マイクロシーベルトは1000分の1ミリシーベルト)以上とした。
1時間に3・8マイクロシーベルトなら、年間では8760倍になるので33288マイクロシーベルト(約33ミリシーベルト)である。
高木文部科学大臣には小学校の算数の授業からやり直して欲しいものです。
これでは子供達は年間20ミリシーベルトという原発作業員やレントゲン技師並みの被曝限度額の基準値を大幅に超えてしまう。
法律による限度は一般人の限界線量は1mSv/年、職業人(原子力関係の仕事、放射線を扱う仕事に就いている人)は5年平均で20mSv/年(100mSv/5年)とされている。
文部省の決めた子供達の年間20mSvとは、放射線を扱う職業人の 職業被曝限度と同じである。
土壌が放射線降下物で汚染している場合、距離の二乗に反比例して強まる放射線量から小さな子供は大人とは桁違いに大きな影響が考えられる。
また運動中に転んで砂が鼻や口に入る場合も予想され、子供には大人とは違う内部被曝の危険性も高まる。 
文部省は福島の学校が平常時の200~300倍の放射線量でも予定どうりの開校とは狂気の沙汰で、開校ではなく危険回避の目的で子供達の事前の疎開こそが急がれるでしょう。
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猛獣王S
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「そこは〝死の灰〟が降る戦場だった」 作業員が語る福島第一原発の内部!

Posted by ななし on 17.2015 記事 0 comments 0 trackback
阿修羅 より引用します。

***以下引用***
「お前ら、死ね」と言い放った元請け会社社員、10人に1人しか渡されない放射線測量計、そして通常の1万倍の被曝量!

「原発内部で私が目の当たりにしたのは、想像を絶する凄まじい現実です」

 福島第一原発で働き始めて7年になるという30代の男性A氏は、同所で受けた衝撃を抑えられない様子で語った。

「『何だこれは・・・』と、言葉を失いました。テレビでも福島第一原発の映像を流していますが、ひどさはあんなものではありません。水素爆発を起こした1号機や3、4号機の鉄筋はぐにゃりと曲がり、まるで爆撃を受けたようです。鉄筋の直径は20cm近くもあります。

 そんな太い鉄の棒が何十本も飴細工のように曲がってしまうほど、爆発の威力が凄まじかったのでしょう。地上もひどい状況です。1号機近くには原発内の移動用のバス停があるのですが、その前には高さ10mはあると思われる重油タンクが吹き飛ばされ、黒焦げになって道を塞いでいました。

 地面を覆っていたのは、瓦礫ばかりではありません。津波で押し流されてきた魚の無数の死骸が、散乱しているのです」

 A氏は福島第一原発で電気設備関係の仕事に従事する、東京電力(以下、東電)の協力会社の中堅作業員だ。2011年3月11日に起きた東日本大震災の影響で一時福島県外に避難したが、上司の要請で再び福島第一原発に戻って来たという。

 東電や政府が限定的な発表しかしないため、福島第一原発内部の詳しい状況はいまだに不明のままである。一体、原発では何が起きているのか。A氏の証言から、その驚愕の事実を明らかにしよう。

「私が福島第一原発に戻ったのは、3月25日の午前中でした。数日前に上司から電話で『また作業をしてくれないか』と言われ、それを受けたのです。放射性物質の濃度が高く、とても危険な状況にあることは報道で知っていました。でも私たち作業員が行かなければ、原発の状況は悪化するばかりです。私には、妻も子供もいます。家族に相談すれば反対されるのは明らかだったので、妻には『今度は福島県広野町の火力発電所に行くよ』と嘘をついて安心させました」

 A氏は2011年3月25日の朝、まず避難先の埼玉県から自分の車で福島県へ向かった。指定された集合場所に行くと、20人ほどの作業員が集まっている。バス2台に分乗してA氏らが次に向かったのは、原発事故対応の前線基地となっている日本最大のサッカー施設「Jヴィレッジ」(福島県双葉郡楢葉(ならは)町)だ。だが、そこでA氏は思いもよらない扱いを受ける。

「Jヴィレッジで作業員は元請けの企業ごとにバスを乗り換えるのですが、私の親会社である大手電機メーカーの社員の態度はひどく高圧的でした。私たちが到着するなり、『今来た人たちは東電? 東芝? 日立?』と乱暴な口調で詰問するのです。然としていると、彼は『さっさと防護服に着替えて!』とまくし立ててきます。

 さすがに腹が立って、私は彼に詰め寄りました。『これから危険な場所に行く人間に対し、その態度はないんじゃないですか。どのバスに乗ればいいのか知りたいのは俺たちなんだから、もっと言い方があるでしょう』と。すると彼は謝るどころか無言で歩いて数mほど離れたかと思うと、こう言い放ったんです。『悪かったな。お前ら、死ね!』

 被曝覚悟で仕事にあたる作業員に対し、この暴言は許せません。私たちは『こんな屈辱を受けてまで危険にさらされたくない』と、そのまま乗ってきたバスで帰ろうとしました。すると暴言を吐いた社員の上司が飛んできて、『帰られては、今後の作業員の動員に支障をきたす。何とか残ってください』と何度も謝ります。

 暴言社員も上司に『来てくれた人に対して何を考えているんだ、慎め!』と激しく叱責され謝罪したので、私たちは帰ることを思いとどまり、元請け会社の用意したバスに乗り込んだんです」

■「すぐに首を拭いて!」

 バスが福島第一原発から20km圏内にある富岡町に入った時点で、A氏たちはフィルター付きマスクを着用。福島第一原発に到着すると、さっそく機材を用意して、元請け会社の指示通りに1号機へ向かった。そこで見たあまりの惨状に、A氏は我が目を疑ったという。

「見慣れた福島第一原発の様相は、半月ぶりに訪れると一変していました・・・。敷地内の重油タンクは津波のために大きく凹み、4号機近くにあった重量200tのクレーン車も踏み潰されたようにぐしゃぐしゃに壊れていたんです。戦場のような光景です。周囲には消防車が不規則に停まり、散在したホースが行く手を遮っています。1号機へ向かうにも、大きく迂回せざるを得ませんでした」

 ようやく作業に取り掛かったA氏だが、妙なことに気づく。パラパラと、白い小さな物体が降り注いでいるのだ。

「最初は雪かなと思いましたが、よく見ると灰なんです。2号機からは絶えず白煙が上がっていたので、中で何かが燃え続けていたのでしょう。雪と勘違いしたのは、放射線量の強烈に高い2号機からの粉塵だったのかもしれません。まさに 〝死の灰〟です。もしマスクをしないで作業をしていたら・・・。考えただけで、背筋が寒くなります」

 高濃度の放射線の中では、長時間の作業はできない。A氏たちは20~30分ほどで仕事を切り上げ、「免震棟(めんしんとう)」と呼ばれる、耐震機能が強化され放射線を遮る特別な素材で覆われた敷地内の建物へ、昼前に引き上げた。建物の中に入り防護服を脱ぐと、一人ひとりの作業中の被曝量を計測するのだが、A氏はそこで自分が大量の放射線を浴びていたことを知る。

「私の防護服は、首回りの部分が完全には閉まらない状態でした。他の作業員はテープを巻いていましたが、私はそうした補強もしなかったんです。それがいけなかったのでしょう。免震棟に戻り放射線量をチェックした保護官が、計測器に表示された数値を見て慌てて叫ぶんです。『アルコールで湿らせたタオルで、すぐに首を拭いてください!』

 私は『被曝してしまったのか』とパニック状態になり、言われるがままに、その特別なタオルでごしごしと首を拭きました。直後に保護官が計測し直すと、どうやら問題なかったようで『数値は下がりました』とホッとしていましたが、私は安心できるはずがありません。身体が汚染されてしまったのではないかと、今でも不安でならないのです」

 A氏の知り合いの作業員の中には、3号機のタービン建屋近くのマンホールを開けるために、4ミリシーベルトの放射線を浴びた人がいる。わずか4分ほどの作業だったという。A氏が昨年1年間で浴びた放射線量は、約0・03ミリシーベルト。この作業員の4ミリシーベルトという被曝量は、昨年150日ほど働いたA氏の1日あたりの被曝量、いわば通常の被曝量の1万倍以上になるのだ。
(後略)
***以上引用終わり***




mosimobox
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ICRPは核開発推進機関

Posted by ななし on 16.2015 記事 0 comments 0 trackback
【原発推進のためのICRP基準 「これ以下は安全」という被曝なし】より引用させていただきます。

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「年間1ミリシーベルト」なら安全でしょうか。

 「公衆の年間被曝限度1ミリシーベルト」は、先に触れたICRP勧告の内容です。ICRPは1950年、原爆を作ったマンハッタン計画にかかわった米国の物理学者らが中心となって前身組織を拡大して設立されました。それは、主要な委員を内部で相互に任命しあう閉じられた私的組織です。しかも核保有国や原発推進国の学者、官僚が主要ポストを占め、その委員は各国の放射線基準に関わる役職や国連機関の委員を兼任します。そのために単なるNGOの勧告が、政治力によって世界基準に仕立て上げられ、国際原子力機関(IAEA)や各国で採用されます。まるで株式や国債の格付会社みたいです。

 ICRPの目的は、核保有国や原子力産業から被曝の被害の賠償責任を免除することです。2007年勧告には、目的として「被曝を伴う活動を過度に制限することなく(中略)人と環境を適切なレベルで防護すること」とあり、決して最大限の防護ではありません。「適切なレベル」とは、社会が放射線で被る損失と原子力によって得る「利益」(核兵器と核実験も含む)とのバランスで被曝限度を決めることです。だから年間限度1ミリシーベルトには何の科学的根拠もなく、「1ミリシーベルトまでは我慢しろ」という意味です。

 あらゆる核兵器開発も「利益」とされ、私たちはそれと引き替えに「基準内」で被曝させられます。原発周辺の住民は電力会社の利益のために被曝を強要されるのです。


被害を覆い隠す不正データ

 ICRPは、どのように放射線の被害を覆い隠すのでしょうか。

 代表的な例は、被曝線量とその影響のデータの不正な扱いです。ICRP勧告の大きな根拠とされるのが、米国機関による原爆被爆者の被曝線量と健康調査のデータです。このデータ収集は1950年から始まったので、それ以前に死亡した被爆者は記録されません。また爆心から3キロ以遠で被爆した人や入市被爆者は「非被爆者」に数えられ、3キロ以内の「被爆者」との比較対照群に入れられました。これでは「被爆者」と「非被爆者」の健康状態の差が過小評価され、正しい結果が得られるはずがありません。

 2つ目の不正は、内部被曝をほぼすべて除外することです。原爆被爆者の例で見ると、爆心から3キロ以内の初期放射線で被曝した人(外部被曝)の線量推定値のみを記録し、死の灰を吸い込んで被曝した内部被曝や、爆発後に爆心に入って残留放射線に被曝した「入市被爆者」の被曝量は考慮されませんでした。外部被曝は高い線量の放射線を一瞬に全身に浴びます。一方内部被曝では、摂取され肺や骨など一部分に比較的長時間とどまった死の灰やウラン原子によって、その周辺の細胞が集中的に被曝します。わずかの線量でも影響が出ることはチェルノブイリ事故や原爆症認定訴訟でも実証済みです。湾岸戦争やイラク戦争後のがんや先天性障害の急増も劣化ウランの内部被曝が原因だと強く疑われています。しかしICRPは、内部被曝を無視して作った数式モデルをふりかざし、いまだに放射線被害を過小評価します。

 3つ目の不正は、がん以外の病気は放射線に起因しない、という線引きです。原爆認定証訴訟では肝臓病や糖尿病、免疫疾患などの放射線起因性が争われ、すべて原告・被爆者が勝訴しました。しかし政府は今もICRP基準を基にした認定基準を大きく変えようとしません。

 *   *   *   *

 ICRP基準に基づく安全宣伝がどれほど嘘であるか、イメージが湧いたでしょうか。放射線は、死の灰でもレントゲンのX線でも、わずかでも浴びれば影響が蓄積すると考えるべきなのです。

 では、どうやって自分の健康を守るか。放射線の数値を判断するなら、私は自然放射線量(たとえば大気中なら毎時0・04マイクロシーベルト)を参考にして、これの何倍かを目安にします。

 以上は、ロザリー・バーテル博士、肥田舜太郎医師、矢ヶ崎克馬教授らの著作を参考にしました。





深紫
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内部被爆について考える2

Posted by ななし on 15.2015 記事 0 comments 0 trackback
続きです。

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2. 高密度イオン化と低レベル放射能-発がん率上昇をもたらす原因

-2-1. 異常再結合は高密度

イオン化からイオン化が高密度であることの影響は、単に打撃が集中していることだけではありません。生物学的にも(物理的に見ても)切られた結合は元に戻ろうとします。しかし、集中してイオン化を受けた場合には元の相手と一緒になれない可能性が高まります。図3に、ちょん切られた原子同士が再結合するときの、イオン化が疎らである場合と高密度の場合の違いを示します。

高密度被曝の場合は再結合するときに相手を間違え、DNAの塩基配列が正しく修復されない確率が高まります。これが一発一発のα線で引き起こされるものですから、疎らにイオン化されたばあいと比較にならない危険度があります。もちろん、DNAが損傷を受けたとしても、遺伝情報やその発現のコントロールが影響を受けるのは一部の場合に限られますし、ヒトは発がんに対して2重3重の防御機構を持っているといわれます。しかし、多数のα線による内部被曝でできるDNAの異常のすべてを防御できるものではありません。α線発生源が体内に取り込まれた場合には、周囲のごく狭い範囲に強い影響を及ぼすことを正当に評価すべきです。この特質は、劣化ウランの微粒子が体内に侵入した場合には、多数のがん患者が発生する可能性を説明しうる充分な根拠になります。ウランが発がんを誘発する根拠は充分すぎるほどあると言えるのです。
 図4は、α線の飛ぶ距離と細胞の大きさのイメージ化です。細胞核にはDNAが詰まっています。α線が細胞核をヒットした場合、DNAに高密度被曝・イオン化を与えます。DNAが間違った再結合をして、もしそれが細胞の異常増殖等の活動を引き起こしたらがんや腫瘍の発生と結びつきます。なお、DNAの損傷は、水分子のイオン化等を媒介として、間接的なプロセスで行われることも知られています。

2-2. 低レベル放射能の危険

もし、ウラン微粒子から(1秒当たりに)α線がものすごくたくさん打ち出されるならば、切られた原子同士が再結合しようとする暇無く、切られっぱなしとなります。その場合には細胞が死んでしまうと考えられます。それに対し、ウランからのα線は“ 低レベル”といわれるように時間当たりにして少数のα線が打ち出されます。試算すると、直径5マイクロメートル(千分の5ミリメートル)のウラン微粒子の場合に打ち出されるα線は1日当たり1個程度となります。直径がそれ以下だと充分再結合の時間があります。ウラン微粒子が体内の一カ所に長時間とどまる場合は、劣化ウランは低レベル放射能だからこそ、細胞死が生じないレベルでDNAなどの物質を損傷すると考えることができ、発がんの危険がより大きいともいえます。

2-3. 原爆と内部被曝

原爆の場合の、直接浴びた一次放射線はγ線、中性子線です。中性子線は電子を吹き飛ばしてイオン化させるのではなく、原子核にぶつかり、原子を放射能化します。この場合主としてβ崩壊の放射能となります。核分裂してできた原子はいずれも半減期の短いβ崩壊放射能です。黒い雨などに含まれる放射能の大部分は半減期の短いβ崩壊です。爆発直後はものすごい放射線の強さがありますが、半減期が短いものが圧倒的に多いので、時間とともに減衰し、やがて治まりました。
β線(電子線)はα線のばあいと同じように考察できます。α線放射もβ線放射もγ線の放射が伴いますので、黒い雨に打たれた人や、原爆が炸裂してまもなく爆心地に入域した人は内部被曝だけでなく、外部(残留放射能)からのγ線による被曝もともに健康を害したことと思います。しかし、内部被曝の影響の科学的評価がきちんとなされていたならば、今日の原爆症認定の非人間的な国家基準はもっと形を変えていたかもしれません。原爆症認定のプロセスにおいても、低線量・低レベル放射能の内部被曝がキーポイントとなります。

2-4. WHOの見解

  WHOの劣化ウランに対する考え方は、国際放射線防護委員会の規準そのものを言い換えたにすぎず、結果として非科学的な評価をしています。

WHO (World Health Organization)Depleted Uranium( 劣化ウラン)Fact Sheet No. 257 2003 年1月…しかしながら、DU はほんの弱い放射能だから、大量の(数グラムの程度の)DUの埃を吸い込まないならば、被曝したグループで、検出できるだけの肺癌の危険は高まらないだろう。他の放射線誘起の白血病を含むがんの危険は、肺がんの危険より非常に少ないと考えられる。

WHOは昨年1月の劣化ウランと題する見解表明(ファクトシート257)で、現場の発がん率10 倍化を知りつつ、発がん率の上昇は劣化ウランとは考えられない(低線量被曝は発がんの根拠にならない)、としています。その根拠の1つは、国際放射線防御委員会の規準にあります。根拠の2つ目は放射線科学の実験事実を根拠にしていると思います。すなわち“ 低線量で内部被曝をさせても発がん率の上昇にはならない” と。これについては、研究室で行う実験の限界を謙虚に評価すると,現実に起こっている「規模は大きいが比率は小さい」事象を代弁できないことに気がつくはずです。ある種のがんの発がん率が10 年間で10 倍化していても、10 万人当たりの比率にしてみれば10 人程度だったものが100 人程度に増加したもの、百分比では0.01% が0.1% に増加したというレベルです。このように低率で、しかも長期間かかって発現することが、どれだけ実験によりとらえられるでしょうか。実験室でそのまま再現するためには、何万匹もの実験動物を10 年を越える長期間にわたって飼育する必要があるのです。これまでの実験で捉えられていないとしても、100 万単位の人の中での発がんを否定する根拠には決してなりません。また、WHOは“ 水溶性劣化ウラン酸化物は体内に入っても短時間で排出されるので、放射線被害はとるに足りない” としています。
しかし、イラクの汚染地区の人々は、劣化ウラン微粉末を体内に取り込んでいる可能性も高いと考えられます。いつでも体内に劣化ウランを蓄えていることになります。このように生活環境が汚染された場合には、実験的にたった一回投与して排出されたというようなデータをそのまま楽観的に適用して現場の評価をしてよいものでしょうか。加えて極めて遺憾なことに、WHO は内部被曝を論究した論文を隠蔽したと伝えられています(英紙サンデーヘラルド)。




かなめんた
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内部被爆について考える

Posted by ななし on 14.2015 記事 0 comments 0 trackback
以下、「内部被爆について考える」  より引用します。

____________________________________________________

(ICRP)1990 年勧告は、内部被曝について評価する資格がない1-1.

 国際放射線防護委員会勧告以下は、国際放射線防御委員会の規準です。

吸収線量の考え方吸収線量は、ある一点で規定することができる言い方で定義されている。しかし、この報告書では、特に断らないかぎり、1つの組織・臓器の平均線量を意味する。(2.2基本的な線量計測量)
放射線防護上関心のあるのは、一点に於ける吸収線量でなく組織・臓器にわたって平均し、線質について加重した吸収線量である。(2.2.2 等価線量)
 国際放射線防御委員会の規準では吸収線量を、被曝した微小領域で本来規定すべきであるが、臓器当たりの平均量で評価することを規準とすると宣言しています。この方法は内部被曝を科学的に評価できるものではなく、著しく過小評価するものです。これを具体的に説明します。

1.2 内部被曝と外部被曝の違い

図1に示すように、放射能が身体の外部にある場合と内部にある場合では、被曝の状況が根本的に異なります。外部被曝放射性物質(放射能)が体外にある場合には、飛程の短いアルファ(α)線やベータ(β)線は、放射線物質がすぐ近くにある場合を除いて、あまり身体には届きません。届いても皮膚近くでとまってしまいます。ガンマ(γ)線だけが身体を貫きます。この場合は、身体全体に当たると仮定してよい状況で、国際放射線防護委員会(ICRP)モデルを適用できます。すなわち、身体で受けとめたエネルギー量を体重で割ったものが吸収線量だと評価できます。
また、身体との相互作用が希薄であるためイオン化(後述)は疎(まば)らであり、体内のどこにあるいはどれだけ密集してイオン化がなされるかということも確率的であり、遺伝子や染色体の損傷も線量に比例していると考えるのが妥当です。図1 外部被曝と内部被曝の被曝状況の違い内部被曝と高密度イオン化

しかし、内部被曝の場合は事情が一変します。飛程の短いα線とβ線は身体の中で止まってしまうので、持っているすべてのエネルギーが細胞組織原子のイオン化等に費やされます。図2に示すように、特にα線は飛程が40 マイクロメートルで、その間に420 万電子ボルトを失います(電子ボルトはエネルギーの単位:電子を1 ボルトの電位差で加速して得られる運動エネルギーに等しい)。平均イオン化エネルギーは32.5 電子ボルト程度なので、たった40 マイクロメートルの間にほぼ10 万個( ≒,200,000/32.5) のイオン化がなされます。
 イオン化とは、マイナスの電気量を持った電子が原子から吹き飛ばされ、原子がプラスの電気量を持つイオン(中性でなくなった原子や分子をイオンと呼びます)となることです。その時、結合していた原子同士が切断されます。放射線が染色体DNA の鎖を切断すると遺伝子が損傷を受ける可能性があるのです。

-1-3. 被曝の評価-こんなにも過小評価されている-

ウランの場合はα線放射です。この場合、イオン化の程度は、α線の短い飛程内の隣り合う原子すべてをイオン化するという密集度です。つまり、ものすごく高密度のイオン化がなされます。一方、図2の右図に示すように、もし、同じ10 万個のイオン化が例えば1キログラムの臓器全体で疎らに発生する場合には、イオン化はすべて孤立した状態で散在することになり、γ線の低線量被曝の状態と一致します(右図にはγ線被曝の状況を描いています)。この場合は文字どおり低線量被曝となりα線内部被爆の場合と比較すると、質量当たりの吸収エネルギーでは10 の9 乗(10億)倍もの差があります。国際放射線防御委員会の規準は、図2の左図に示されるような被曝状況が右図に示される被曝状況に置き換えられて評価されるのです。隣り合う原子がすべてイオン化されているような密集したイオン化状況はなにも見えてきません。

1-4. まとめ

国際放射線防護委員会の規準では、α線およびβ線の内部被曝の評価は決してできません。γ線に照射される場合、すべてのγ線が同時にやってくるとは限らず、イオン化する場所も体のあちこちです。γ線の場合は時間的にも場所的にもイオン化は疎らです。それに対し、α線の内部被曝は同時に10 万個というイオン化を狭い場所(40 マイクロメートル内)に行うのです。そのため局所的には10 億倍も線量評価が違うのです。科学的に内部被曝を正しく考察することを放棄したICRP「規準」で線量評価を行うと、「劣化ウラン弾の放射能は懸念するに当たらない」という判断を導き出すところとなります。加えて、このような判断が放射線被害を真に予防する立場から離れると、「使用しても差し支えない」論拠となりうることも指摘します。また、バスラ地区等で報告されている多量の発がん・がん死亡の原因についても、体内に取り込まれた劣化ウラン微粒子が「原因物質である可能性」を重視できず、「科学的に解明されていない」として、放射能物質を撒き散らす劣化ウラン弾が戦争で使用されたこと自体に対する批判の目を曇らせる作用を導いていることも否定できません。

1-5. 欧州放射線防護委員会(ECRR) 勧告

欧州放射線防護委員会(ECRR) は放射線の作用を分子、細胞レベルで具体的なメカニズムを通して評価しなければならないとし、ICRPが内部被曝を評価基準に採り入れていないことを批判しています。評価方法の体系に対してもICRP の非合理性を指摘しています。また、疫学調査等の統計判断の観点はあくまで「健康被害の予防に徹する」立場を取るべきだとし、ICRP 勧告を批判しています。結果として、核時代にはいってからの人工的放射能の環境放出の結果もたらされた健康被害の評価も大幅に異なっています。

結果として、核時代にはいってからの人工的放射能の環境放出の結果もたらされた健康被害の評価も大幅に異なっています。ECRR の視点と方法は、幅広く深い思考の原理、哲学的根拠にふれながら展開されており、多少難しいところがあります。しかし、より科学的で、より鮮明な放射線被害予防の立場に立っており、是非広範な人々がこの勧告を知る必要があります。内部被曝の科学的認識は核時代の人類自体と地球環境の保全のために、大きな意識の変化が必要であることを提起しています。ICRP の基準は改定される必要に迫られています。





かなめんた
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インテリ統合階級は秩序破壊の元凶

Posted by ななし on 13.2015 記事 0 comments 0 trackback
みんなの問題をまともに考えようとしない傍観者がリーダーになることは普通ありません。当たり前のことですが、みんなの期待と合意によってリーダーは決まる。これが共認統合です。
ところが、己の利や保身を第一にする者がリーダーになっているのが現実。試験や組織内の評価を第一に、自分のために勉強し自分のために仕事をする。こうして勝ち残ったエリートがリーダーもどきとして人の上に立つ。これが私権統合です。

エリート統合階級が生まれたのは明治後期、試験制度と官僚制度が定着してからのこと。そして戦後の民主教育を経たエリートが統合階級を占めるようになってから、その無能さはより鮮明になってきます。

教育の荒廃に何の手立てもない文科省、農業の衰退を招いた農林省、薬害エイズや狂牛病問題で常に後手を踏む厚労省、司法の闇を隠し続ける法務省、そして原発被害に無策の経産省・・・数え上げればきりがありません。彼らは統合階級の地位にありながら社会秩序破壊の元凶になっている、というのが事実です。

そして震災・原発被害という未曾有の問題に直面した今回、彼ら統合階級の無能さが全面的に白日の下に晒された、というのが現状です。無能なインテリ統合階級はいまや傍観者などでなく犯罪者です。彼らには即刻退場していただき、みんなの期待に応える行政の仕組みづくりを考えるときがきたのだと思います。





匿名希望
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内部被曝に関するコメント 矢ヶ崎克馬氏 2

Posted by ななし on 12.2015 記事 0 comments 0 trackback
続き

3. 内部被ばくのメカニズム

(1)内部被曝は放射性物質を吸い込んだり、飲み込んだりして放射線が体内で発射されて、身体の内部で被曝することです。放射線が体外から飛んでくる場合は外部被曝と言います。

(2)被曝は外部・内部を問わず生物体に害を与えるメカニズムは、電離と言いますが、分子をつないでいる電子を吹き飛ばして、分子を切断することです。分子切断を行う度に放射線はエネルギーを失います。DNAを切断することが最も深刻な被害です。

(3)放射性の埃についてですが、原子炉から出る方射性物質は多種の原子からなります。アルファ線、ベータ線、ガンマ線を放出します。

(4)アルファ線、ベータ線は物質との相互作用が強いので、分子切断を密に行います。したがって短い距離で止まります。これに対してガンマ線は物質との相互作用が小さいので、分子切断を疎らに行います。この場合は切断された場所どうしは遠い距離になります。

(4)外部被曝の場合は主としてガンマ線です。身体の中で疎らに、分子切断を行い、エネルギーを余らせて体外へ抜けます。また、放射性物質が体外にありますので身体の方向に発射されたガンマ線だけ被曝に寄与します。

(5)内部被曝は全ての放射線が被曝に寄与し、同一微粒子からの外部被曝よりはるかに多くの被曝をさせます。放射性微粒子が体内にいる限り被曝を継続させます。また、密度の高い分子切断を行います。被曝の計測性と被曝の集中があります。

(6)被害として与えられる被曝量ですが、例えば、微粒子の平均半減期が50日程度ですと、100万分の1グラムという非常に少ない量が、体内に7日間いると1Syもの被曝線量があります。100万分の1グラムの埃は目には見えない小さなものです。


4. 内部被ばくのデータと関連する科学陣

(1)例えば、東北大学の瀬木医師の小児がんの死亡者の統計では、原爆を受けた後、日本の5歳から10歳の子どもの小児がん死亡者は5年後に3倍に上昇しています。1970年では何と7倍に至っています。地上核実験の放射性降下物による内部被曝が主と考えられます。

(2)チェルノブイリの事故では主として北日本に放射性微粒子が降り、10年後に乳がん死亡者が「10万人当たり10数人」増加しています。北日本だけの婦人の人口が2000万人としたらチェルノブイリの放射性降下物で命を落とした婦人が2000人です。がんで亡くなった方はチェルノブイリが原因とは決して追跡調査できません。

(3)アメリカでは、感染症でストレスを持っている人に対しては、放射性降下物は即効的に免疫力を低下させ、命を奪うデータがとられています。エイズ疾患では1986年の5月の死亡者は前年5月に死亡した数の2倍を記録しています。また年齢別統では、若いほど感受性が高く、25才―34才の年齢層は前年同月の20%増の死亡者を記録しています。

(4)今ほとんどの病院等で使われている放射線被曝評価基準は、国際放射線防護委員会の基準です。ICRPと略称します。
ヨーロッパで活躍する被曝リスクを検討している科学者グループである放射線リスク委員会の試算によれば、戦後6千500万人の放射線犠牲者が出ています。 これをICRPの基準に従って計算すれば、死亡者は117万人です。この違いは内部被曝を勘定に入れるか入れないかの差です。いかに内部被曝が無視されているか、多数の内部被曝による死者が隠されているかが分かります。


5. テレビの解説者や東電担当者等々はなぜ内部被ばくを具体的に語らないのでしょうか?

(1)端的に申しますと、内部被曝が隠されてきたからです。 戦後アメリカは核戦略を維持するために、「核兵器は通常兵器と同じで、破壊力は大きいが放射線で長期にわたって人々を苦しめることは無い」という虚構の世界を作ろうとしました。

(2)その手段は複合的で、3分野の科学操作によります。 第一は広島・長崎の被曝現場から、台風後の測定データを利用して、放射性降下物は無かったという科学操作を行いました(1986年の被曝線量評価体系:DS86)。 第2に原爆傷害研究所(ABCC―後に方影研)の被曝者の被害を統計処理により、内部被曝は無かったという基準でまとめるという操作をしました。
第3は、国際放射線防護委員会(ICRP)の被曝評価体系から内部被曝を排除しました。この内部被曝排除の物差しで内部被曝が見えなくさせられているのです。 最近、「隠された被曝」という単行本を新日本出版社から出版しました。ここに詳しい説明をしています。

(3)フロンガスの使用が国際的に禁止されたのが2002年です。フロンガスはオゾン層を破壊し、放射線を増加させ生物に被
曝の悪影響を与えます。また、温室効果があります。このときは、世界中の環境科学者が声をあげ、マスコミも取り上げ、政府も動き、国際的に禁止されました。しかし放射線被曝、特に内部被曝についてはそうは行っていません。きちんとした認識が必要です。 原爆症認定集団訴訟では第一陣の裁判では全て判決では内部被曝が被害を与えたということが認められました。しかし、放射線科学陣はそうは動いていません。これが大きな問題です。


6. 内部被ばくを防ぐためには

(1)大局的には、核兵器を廃絶することと、原子力発電をやめることが防止策です。

(2)原子力発電ではとくに、放射能漏れは常に「基準以下に希釈されているから人体には被害は無い」といつも言われていますが、これはウソです。内部被曝を認知していないのです。 福島原発破局で、現に進んでいる環境下での注意事項は、生活を維持する立場から、次のようなものが必要ではないかと思います。

① 屋内にできるだけ留まるようにする。屋外の空気は可能な限り屋内に入れない。ドアや窓は閉め、換気扇やエアコンは使わない。

②外に出るときはマスクをする。タオルで口鼻を覆う。水でぬらせば遮蔽効果は上がる。上着は埃の溜り難い、また埃をはたき落としやすい表面のすべすべしたものを利用できる限り利用する。帽子をかぶる。屋内に入るときは外套や靴や帽子などは、マスクを着けたまま埃を払い、ビニール袋に入れる。ビニルに入れたものは次に使う時に、ほこりを散らさないという注意を払って使う。外で顔や髪をはたく。その後マスクを取り、屋内に入りマスクを洗う。可能ならば、頭からシャワーを浴び、身体を洗う。

③放射能の埃は水分子を凝結し、雨を降らせる作用がある。雨や雪はできるだけ直接浴びないようにする。


7. 食べ物や水は安全か

(1)野菜等の汚染は葉の表面に放射能埃が付いていることと、根から放射能の微粒子が吸い上げられて野菜内部に入るレベルとふたつある。当面は表面についた埃を清浄化できるかどうかの段階で、野菜の内部を汚染しているのは未だ起こっていないと判断できると思う。ただこれについては専門家の判断が必要です。 食事に供するときは、薄い表面活性剤の入った水で洗い、その後水道水の流水でいつもより丁寧に洗浄する。

(2)水道水が汚染されている状態ならば、お手上げです。政府は避難命令を即刻出すべきです。

(3)政府は正しく認識し、正確な情報を早く流し、適切に対処すべきです。







川井孝浩
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内部被曝に関するコメント 矢ヶ崎克馬氏

Posted by ななし on 11.2015 記事 0 comments 0 trackback
放射線による影響度については、我が国は原爆による被爆国だからこそ、隠蔽されてきた歴史があると認識すべきでしょう。

まず、日本に原爆を落とした当事者国である米国にて定められた基準、そしてその基準を元に安全性を喧伝する御用学者及びマスコミの「安全宣言」は、全くアテにならないと認識すべきだと思われます。

以下、内部被曝に関するコメント
2011年3月21日

1. 放射線について

(1)放射線の発射される源は2種類
炉心等にある燃料棒から発射される放射線と炉(1-3号機)と冷却プールから放出される放射性物質(微粒子等)から発射される放射線

(2)退避指示範囲については、燃料棒からの放射線を念頭に置けば、政府の退避指示範囲は妥当。等方的に薄まっていくと考えて正しい。しかし放射性物質から出る放射線については退避指示範囲は必ずしも、妥当だとは思えません。風の効果を考慮すべきです。

(3)原子力発電所では、半減期の長いものと気化しやすいものがたくさん放出されるようですが、セシウム137が検出されたというがありますので炉内で気化していた沃素だけでなく放射性元素の集合体である微粒子が放出されていると思います。

(4)微粒子について考察すると以下のような考察が成り立ちます。

①微粒子は非常にゆっくり落下するので風に乗ってずいぶん遠くまで運ばれます。仮定として放射性微粒子が20m上空に吹きあげられて、風速が4m/sとして、計算すると、飛ぶ距離は直径1μmならば300km、直径4μmならば、20kmまで届いています。実際は様々な大きさの粒子が混じっていますので、到達距離は重いものが先に落ちて軽いものほど遠くまで飛びます。気体の場合はもっと遠くまで運ばれるでしょう。

②風向きが一定である場合は風下に沿って帯状に汚染帯ができてこの帯状の範囲内では濃い放射性物質が空気中を漂うことになります。したがって30kmを円状に囲って屋内退避させている状況ではまともに被曝する恐れがあります。

③政府の指示は何10万という人が実施対象になるので、退避させるには大きな困難が伴うという実施上の困難がありますが、内部被曝を考慮して指示を出してほしいものです。

④福島原発の事故は現段階では、未だ、チェルノブイリの場合とは比較できない規模でありますが、チェルノブイリの場は、放射性降下物からを含む外部被曝だけを考慮すると2万人の被曝者がいるとされます。しかし、内部被曝を考慮すると被曝者は全世界にわたり、2万人の1万倍に当たる20億人規模(全地球規模)となります。

2. 厚生労働省は被曝(ひばく)する放射線量の限度を福島第1原子力発電所に限って250ミリシーベルトに引き上げたことについて。

(1)被曝線量評価は、外部被曝だけを考慮した場合、同一環境では被曝量は時間と比例します。内部被曝の場合は放射性物質が体内に留まるのですから現場から離れても被曝が持続することとなります。この被曝を考慮しなければなりません。

(2)基本的には、労働者が浴びる放射線量は現状にしたままで、労働者数を確保する。他の原発を停止してでも、そこの熟練労働者の協力を得る。 こういう際に安易に決死隊を作るという対応は最悪と思います。

(3)破局が進むと放射線被害は拡大します。最悪の場合は、内部被曝を考慮すると津波の犠牲者と同規模の犠牲者を出す恐れさえあります。そういう意味で何としても冷却を確保する作業が必要です。現場の労働者の皆さんはものすごく頑張っています。しかし、安全確保を現場の労働者の犠牲の上に確保しなければならないとしたら、政治の貧困そのものと理解します。炉心溶融やそれに対処する労働者の犠牲は「安全神話」の人災です。

(4)現実の破局がこのような形で進行し、その対応が事象がおこってから対応する形で進んでいる姿を見ると、まさに安全神話が虚構であったということを物語っています。テレビを見ていると、破局に向かう現象が起きてから「さあどうしよう」と対応を考えている姿です。まさに安全確保の上で、原子力推進者が何の予想も科学的にしていなかったことを物語っています。

(5)世界的に原子力発電所の事象評価が7段階ありますが、安全を確保しようとするならば、それぞれのレベルでどんな事象がおこって、どんな対応方法があるか? これをシミュレーションしていて、設備、機材、方法を確保するのがまじめなやり方です。安全神話の陰でこのような当たり前の備えがされていなかったのは大変な問題です。電気が止まり、その結果、冷却機能が電力でなされなくなった場合の指摘はすでにずいぶん前からなされていて、『想定外』では済まされないことです。そもそも、科学的にも技術的にも、現実対応の検討をなすべき事を、疑問提示者は邪魔者として扱い、「陣営対決」で、力で押し切ってきた原子力推進の姿があったとしたら、大問題です。科学的技術的検討課題を、虚構の安全神話の下に「力の対決」として処理してきたのではないかと危惧します。





川井孝浩
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2011年3月末に関東圏に降り積もった”黄色い粉”、その正体

Posted by ななし on 10.2015 記事 0 comments 0 trackback
>関東で雨の跡が黄緑色の斑点になってるとレポート多数!
放射線測定器をお持ちの方、この斑点を計測して結果を至急ツイートしてください。危険かもしれません

上記投稿にもあるように、福島原発が水素爆発を起こした直後に関東地方では雨が降り、各地の雨跡に黄色い粉が残っていると話題となった。
「放射性物質ではないか?」と言う問い合わせが気象庁に殺到したが、気象庁からは「杉花粉である」と発表された。また、「船橋市内と市原市内で採取した降下物を県環境研究センター(市原市)が顕微鏡で調査した結果、花粉と確認された」という報道も行われた。

これらの発表に対して、「今年の花粉は例年の10倍と言うからなあ」と思いつつも、どこか引っかかって、その後もネット状況を中心に探索していた。
ちなみに、”黄色の粉”が確認されたのは3月15日~3月末頃まで。都内のマンションのベランダでも肉眼で確認されるほどだったが、その後、観察されたと言う報告はない。

ネットで情報探索する中で、この「黄色の粉」をガイガーカウンターで調べた映像を見付けた。(ソース元はこちら→リンク)
 「ガイガーカウンタで黄色い物体の放射線を測ってみる」
 「【福島原発】東京都杉並区の屋上に死の灰が溜まってる??」

映像を見ると一目瞭然。この”黄色い粉”は明らかに放射性物質で、(杉並区の映像では)空気中の放射線量(0.15μシーベルト)の約40倍(6.2μシーベルト)、現在の東京都の空気中放射線量は約0.07μシーベルトなので、これから比較すると約88倍の放射線量を示している。
折しも、この”黄色い粉”が観察された直後から、野菜や水道水から放射線物質が検出されている。

なお、チェルノブイリの爆発の際も、同様の”黄色い粉・黄色い雨”が確認されたらしい。
以下、引用。(ソース元は、海外メディア)

>日本でも同様の説明がされており、ゴーメリ(Gomel)、ベラルーシ(Belarus)で降った黄色い放射性の雨は、単なる花粉であり心配する必要はないと政府当局者は主張している。今の私たちがそれは厚かましい嘘だと知っているにもかかわらず。

「私たちは黄色い水溜まりに飛び込んだ。空気の中でそれは見えず、実体化もしていなかった。しかし、黄色い塵が見えたなら、放射線を見ていることになる」とセルギエフ(Sergieff)は話している。

事故の原因は、高い圧力が加わった蒸気が文字通り原子炉の上部を吹き飛ばす原因となった、連鎖反応を招いた小さな実験の失敗によるものであった。
国連のチェルノブイリに関する公表の要約によると、結果として広島や長崎に投下された原子爆弾の100倍以上もの放射線が放出されたという。
放出された不安定な元素の中には、ヨウ素131、セシウム137、ストロンチウム90やプルトニウム239があった。科学者によると、それら元素に曝された場合、また特にこのような高濃度の場合、細胞の機能が決定的に弱められ、DNAが損傷を受けるという。
これら元素が、セルギエフの元に最初に到達した20年前、黄色い雨が降ったという。幾ばくもなく彼女の故郷の住民は、政府の役人が彼女らに請け合っていたものが、単なる「花粉」ではない事を知ったと彼女は話している。

何れにしろ、日本で降った黄色い雨は100%放射性残留物であるように見える。歴史それ自体が繰り返すと言われるように、日本はこの災害を隠蔽し、チェルノブイリで使われた同じ言い訳を利用している。これは、日本政府が認めているよりも遙かに大きな災害に、我々が直面していることを暗示している。

ー引用終わりー

政府筋が、このチェルノブイリでの現象を知らないはずはなく、上記の報告にもあるように、「チェルノブイリで使われた同じ言い訳」を利用し、事実を隠蔽している。
政府筋のデータや発表が信用ならないだろうと言うのは、これまでも感じていたことではあるが、今回、素人による測定結果を見て、如何に事実が隠蔽されているか改めて実感した。

現在でも、福島原発は最悪の事態に陥る恐れが残っているので、事実状況を掴むためにも、素人による測定ネットワークを構築する必要があると思われる 。




西谷文宏
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放射線被爆とがんの関係~白血病

Posted by ななし on 09.2015 記事 0 comments 0 trackback
検診とか医療で行われるX線検査による被爆ははきわめて微小な量であるので安全で、それと福島第一原発事故の影響を比較する説明が、原発維持派、断固反対派とも説明を多数見られるが、検診程度の被爆線量であってもがん死を増加させ、明らかに連関しているらしい。

香川県の一開業医が放射線被爆とがんの関係を、データを示しながらネット上に論文を発表しています。

以下、「検診と放射線」 から一部転載します。

*********************************
放射線被曝は検診とか医療のほかにも色々なことで起るので、検診や医療による影響だけを正確に知ることは難しい。
だが、医療では危険の疑いのあることは避けるのが常識で、薬では生命の危険があれば使えない。平成16年1月英国の医学雑誌ランセットは、「日本のがん死のうち3.3%は医療被曝によるものである」との論文を掲載した。

(中略)

   白 血 病     

 我が国の白血病死亡率の動向では以下の特徴がある。
1 1945年以後大気圏内での核爆発実験が盛んに行われ、日本でも白血病による死亡率が増加するが、世界の国々の中でも増加が長期間続いている。
2 1950年より 結核予防法による学童検診が全学年で実施されていたのが、1972年に小・中・高等学校入学時に限られたとたんに5~19才の白血病死亡率が減りはじめ、1990年には1945年以前と同じところに戻っている。
3 20才以上の年令層では、1990年まで増加が続き、その後減少はしているが、減少率は20%以下である。20才以上で続けられている職場検診も影響もあると考えられる。
4 がん検診の行われている 40才以上では、高令になるほど白血病死亡の増加が著しく、世界でも例のない増加であるが、この原因は問題になっていない。

   大気圏内での核実験による白血病増加

核実験で大気に放出された放射性ストロンチウムは大地に取り込まれたあと、食物連鎖を通して人間の体内に入り、骨髄に沈着して白血病を増やす。食欲の旺盛な若年者ほどストロンチウムが骨髄に取り込まれる量も多く、白血病も多く増えると考えられる。
ところが1955年以前の胸部検診による影響が少なく、白血病増加が核実験の影響で起っている時期でも高令者ほど白血病が増えている。しかも、今も高令になるほど白血病死亡率はたかいままで、高令であるほど放射線被曝による白血病の危険が大きいことになる。
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太刀川省治
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「政府発表を鵜呑みにせず自分の身は自分で守れ」 チェルノブイリ事故処理班の生存者が語る凄惨な過去と放射能汚染への正しい危機感 続き

Posted by ななし on 08.2015 記事 0 comments 0 trackback
のつづき
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――あなたの研究所から作業チームに加わった科学者14人のうち、あなたを除いて全員は亡くなったというが。

 その通りだ。私たちは皆チェルノブイリ事故によってすべての国民が放射能汚染にさらされることを懸念し、作業チームに加わったのだが、不幸にも癌(がん)などにかかり、命を落とした。

 私自身も作業を始めて3年後に甲状腺がんが見つかり、甲状腺の半分を切除して摘出した。そして5年間の作業を終えて家に戻った時は40歳だったが、その後3年間はひどい体調不良で仕事はできず、ほぼ寝たきり状態だった。

 甲状腺がんも再発し、2度目の手術で甲状腺をすべて切除してしまったため、今はホルモン剤治療を受けながら、なんとか生きている。

――チェルノブイリ事故の死者は4千人と報じられているが、実際には100万人が死亡しているとの報告書も出ている。どちらが正しいのか。

 真実は誰にもわからない。しかし、どちらが真実に近いかと問われれば100万人の方だろう。当時、ロシア、ウクライナ、ベララーシ各共和国では医療制度はモスクワ政府の管理下にあった。多くの医師は、患者が放射能汚染が原因と思われる癌などで亡くなったにもかかわらず、死亡診断書にそれを書かなかったことがわかっている。

――福島原発の放射能汚染による健康被害はどこまで拡大するかと思うか。

 福島原発の原子炉からの放射能漏れが完全に止まった時点で汚染地域の放射線量などを測定してからでないと、全体的な健康被害の規模を予測するのは難しい。

 たとえば、一定量の毒物を入れたコップの水を一気に飲めばすぐに死ぬかもしれないが、それを毎日少しずつ飲めばしばらくは元気でいられるかもしれない。しかし、それでも毒は少しずつ体に蓄積され、いずれ命の危険にさらされるだろう。健康被害が早く出るか遅く出るかの問題である。

 日本政府の人たちは汚染地域の住民と直接会い、彼らの目を見ながら話をするべきだ。そして放射能の影響を受けた子供や妊娠中の女性がこれからどうなるかを真剣に考え、対策を講じることだ。

――国民のほうはどのような心構えを持てばよいのか。

 いま現在も放射能が漏れ続けているので、(事態の推移について)人々は最大限の注意が必要だ。汚染地域の住民が健康守るために何をしなければならないかについて、私たちには経験に基づいた知識がある。家畜の飼育や野菜栽培をする上での注意点や、放射能汚染されたものをクリーンにする方法なども知っているので、いつでも聞いてほしい。ちなみに、放射能を浴びる直前に安定ヨウ素剤を服用すれば、甲状腺がんの予防に効果がある。錠剤を飲みたくなければチキンスープなどに混ぜてもよい。

 国民にとって大切なのは政府発表を鵜呑みにするのではなく、自ら学び、考え、主体的に判断をして行動することである。

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あわわ
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「政府発表を鵜呑みにせず自分の身は自分で守れ」 チェルノブイリ事故処理班の生存者が語る凄惨な過去と放射能汚染への正しい危機感

Posted by ななし on 07.2015 記事 0 comments 0 trackback
――チェルノブイリの事故処理作業はどのように進められたのか。

 チェルノブイリ事故では原子炉の建屋や制御室が爆発炎上し、大量の放射能が放出された。崩壊した原子炉の事故処理作業には軍隊の他、刑務所を釈放された囚人などの作業員が大量動員された。放射線量が高すぎて、1分以上作業を継続できないような場所もあった。

 私たち科学者チームは汚染地域内のあらゆる場所の放射線量を測定したが、線量が高すぎて機器が壊れてしまい、軍用の測定器を使った。

 危険ゾーン内ではアパートやオフィスビル、家具などあらゆるものが大量の放射能に汚染されたため、作業班はこれらを解体して軍用トラックで運び、地面に埋めた。軍人のなかには放射線量が高すぎる場所での作業を拒否する者もいた。

 また、近くには青々と茂った松林があったが放射能を浴びて赤く枯れ、まさに「レッドフォレスト」と化した。汚染された松林から放射性物質が漏れないように、ヘリコプターで空から大量の特殊接着剤が撒かれた。

 福島でも事故処理作業が進められていると思うが、日本は狭い国なので放射能汚染されたものをどこに埋めるかも今後の課題になるかもしれない。

――放射能汚染地域での作業は健康被害が心配だが。

 作業を始めてしばらくして、科学者チームメンバーのほとんどが体調不良を起こした。インフルエンザにかかったときのように高熱が出て体が震え、全身の筋肉が痛んだ。また、突然の眠気に襲われたり、異常に食欲が増して常に何かを食べていないと我慢できないような状態になったりした。体のなかの良い細胞がどんどん減り、悪い細胞が増殖しているのを実感した。

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あわわ
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チェルノブイリ原発事故死は100万人!~WHOもIAEAも皆チェルノブイリの真実を語れない

Posted by ななし on 06.2015 記事 0 comments 0 trackback
『チェルノブイリ原発事故死 100万人』(プルサーマル計画を憂慮する有志の会) より転載します。
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チェルノブイリ事故の影響について、著書「チェルノブイリ~大惨事の環境と人々へのその後の影響」に寄稿されたジャネット・シェルマン博士氏(共著はヤブロコフ博士ほか2名)へのインタビューを、室生端人さんが翻訳したものをブログで公開されていますので、抜粋・引用させて頂きます。

「この本は公開された医学的データに基づき、事件の起きた1986年から2004年までに、98万5千人が亡くなったとしています。死者数はさらに増え続けています」、「チェルノブイリ原発事故の死者は100万人ということで」、「癌や心臓病、脳障害、甲状腺ガンなど死因はさまざまでした。何より多くの子どもが死にました。母親の胎内で、または生後、先天性障害でです」、「ヤブロコフ博士たちは5千以上の文献にあたりました。それは英文の文献に限りませんでした。また実際に現場にいた人たちの声をもとにしています。現場にいた医療従事者、科学者、疫学者など地域の人々の病状を見ていた人たちです」

「WHO世界保健機構でさえ、チェルノブイリの真実を語っていない」、「WHOは IAEAと協定を結んでおり、発表することができない」、「1959年に両機関のあいだで結ばれた協定は、一方がもう一方の承諾を得ることなしに調査書を発表することを禁じてい」ますが、「事態は私が思っていた以上に深刻でした。人々が癌や心臓病で命を落とすだけでなく体中のすべての臓器が毒されたということが衝撃でした。免疫機能、肺、皮膚などすべての器官が放射能の影響を受けたのです。しかも人間だけではありません。調査した全ての生き物、ヒト、魚、木々、鳥、バクテリア、ウイルス、狼、牛、生態系のすべてが変わってしまいました。例外なくです」、「バンダシェフスキーという科学者は 研究で子どもたちの体内のセシウム137が、実験動物と同じ値になっていて、それが心臓にダメージを与えていることに気づきました。この研究結果を発表したことで、彼は投獄されてしまいました」

「放射能がもっとも集中したのは前述の三国ですが、最大量の50%以上は北半球全体に行きわたった、「放射性物質が浄化されるには千年はかかる。セシウム137 ストロンチウム90だけでも、半減期は30年。少なくとも3世紀は残ります」、「最大の被害は最初の数ヶ月、いや数週間で起きた」そして「今でも原子炉から水へと漏れ出しています。原子炉の周りの構造も今もって平穏ではありません。もし地震でもあれば建物が崩壊する可能性もあります。原子炉は安全に覆われ 漏れもないとは到底言えません」

「チェルノブイリの真実を語るこの本は、権威ある NY科学学会による発行です」、「原子力の御用学者たちは 隠し通せると思っていた」、「事故直後の3年間、ソ連政府は情報の隠ぺいを続けました。一般に真実を知らせまいと データ収集もしませんでした。ヤブロコフ博士はそれを知り、情報収集を始めました。世に出た文献の数は15万以上でしたが、この本の執筆には5千点が使われました。これら5千点の資料は英語に訳されたことの無い、ウクライナ語、ロシア語、ベラルーシ語の文献でした。こうした情報が西側世界の目に触れるのは初めてです」
「メカニズムはどれも同じです。放射能同位体への露出により、人や鳥、動植物が受ける影響は、細胞が破壊されダメージを受けるということ。DNAへの損傷をもたらし、遺伝メカニズムがダメージを受けるという点で同じです。細胞を破壊するのであれば、癌にはなりませんが、細胞にダメージが与えられると癌になります。もしくは先天性障害の原因となります。人や鳥だけでなく植物にさえ先天性障害が出ます」

「ベラルーシの子どもたちの8割が、チェルノブイリ以前のデータと比べると、健康でない状態だということです。医学的に健康でないだけでなく、知的にも標準以下となってしまっているのです」、「放射性同位体が体内に入ると、母体を通じて生まれる前の子どもに届き、心臓や肺、甲状腺、脳、すべての細胞免疫系統にダメージを与えたのです。こうした子どもたちは未熟児で生まれつき健康状態が悪い、死産の率も非常に高く、それは被曝がもたらした結果です」

「本は医学的データに基づき 死者数は98万5千人と結論づけました。でもあくまで1986年から2004年のみのデータです」、「もし放出されたのが少量だったなら、低レベルの放射性物質は極めて危険ということですし、もしそれが大量に放出されたのだったら、その甚大な被害の規模をみなければなりません。しかし私たちはいまだに真相を知らないのです。なぜなら 原子炉に残されている」

「チェルノブイリ事故の最大の教訓は、汚染されたすべての生き物が影響をこうむるということ。例外はないのです」、「放射性同位体のおかげで チェルノブイリ周辺の生命体は、すべて失われた可能性もあることが分かったのでした。いまだに居座る放射能が すべての種を抹殺しかねない」、「一度遺伝子が損傷を受けると 何世代にも引き継がれます。ヒトや鳥 植物に遺伝子の損傷が起きていますが、それぞれの種にとって良くなることはありえません」、「脳や心臓 肺への影響 腕のない子どもたち・・・ヨウ素は甲状腺に ストロンチウムは骨や歯に行きます。特にまだ胎内にいる人々の・・・セシウム137は心臓、筋肉です」

「チェルノブイリ事故による死者はわずか数千人」、これは史上最大の嘘の一つだとわかります」、「かれらは追及もされず ぬくぬくやっています」、「国際原子力機関と世界保健機構のみならず、ここ米国の原子力規制委員会もまた、放射性物質の影響を過小評価しようとしています」、「米国民に対しては何十年間も放射能のもたらす害について、秘密と嘘が貫かれました。隠蔽、データの書き換えがおこなわれ、多少の放射能なんか大丈夫と吹聴された。しかし、原発では メンテナンス不足のせいで炉心が格納容器の中で溶けたことがわかっています。米国でなくとも世界のどこかで、ふたたび原発事故が起きるかどうかは時間の問題です」

「収録を行ったのは2011年3月5日でした。日本の福島原発大惨事がはじまる6日前です」・・・

 ~後略~
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猛獣王S
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日本は蘇る! …世界を救うヤマトごころ

Posted by ななし on 05.2015 記事 0 comments 0 trackback
船井幸雄.com「21世紀ヤマトごころ-池田整治氏-」
2011.4.5(第5回)日本は蘇る! …世界を救うヤマトごころ より転載します。
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最大の問題点は、その「真実」をTV等のいわゆるメジャーメディアが一切報道しないことにある。なぜなら主要TV局、新聞社の役員は原子力関係委員会や電力会社出身者でおさえられているからだ。さらに、電力会社が各TV局等の最大の広告スポンサーなのである。完璧に「原子力事業推進」の情報しか流れない仕組みになっている。まさに私が指摘する典型的な「マインドコントロール」構造である。だから日本では、住民・国民の命・安全よりも原子炉・原子力事業(企業)の保全のための情報が流される。

我々は、まずこの「本当のこと」を認識しなければならない。

そのせいかどうかはわからないが、今回の大災害でとても奇異に感じることは、「政府現地対策本部」が仙台あるいは福島などに設置されていないことである。

阪神淡路大震災で国の対処の遅れが指摘され、大規模震災基本法が改定された。

つまり、大震災の時には迅速に「政府現地対策本部」を設置することが規定された。これにより、国として現場で迅速に総合的に情報を入手し、的確な意思を決定、それに伴う国を挙げての迅速な処置ができるようになった。そして実際に、有珠山噴火災害で初めて有珠山の麓の伊達市役所内に立ち上げて大成功し、長期化に伴いプレハブを設置、噴火の終焉まで活動した。メディアもここに集中するので、広報と一体化した総合的な運用ができる。被災民・国民もすみやかに事実を知ることができて、人心の安定に寄与した。それ故これがじ後の国レベルの災害対処の雛形となった。先の中越地震災害等でも、極めて効果的な災害救助ができていた。阪神淡路で悔しい思いをして、有珠山でこの現地対策本部の立ち上げと活動ルールの確立に直接かかわってきた私としても秘かに誇りに思っていた。

ところがなぜか今回は、福島から200kmも離れた都内で、各機関バラバラの活動をおこなっている。唯一統合されているのは、東北部方面総監の下に陸・海・空が統合運用されている自衛隊だけである。本来なら今回の事態対応の国軍最高司令部といえる方面総監部があり、かつ被災地のほぼ中央に位置する仙台に政府現地対策本部がただちに設立されなければならない。

ところがいまだに東電の現場からの電話一本の情報源で、記者会見から全国への報道となっている。「彼ら」から見れば、完璧な報道統制、情報操作ができるわけである。

これではまともな政策判断もできず、国民へも放射能汚染の実態等の真実が伝わらない。いや、原発の危険性をカモフラージュして、これからも原子力事業推進に支障をきたさないようにするために、要は「真実を出さないため」に政府現地対策本部が開設されないのかも知れない。TVニュース等はこの観点でチェックして欲しい。


このような情報封鎖の中で、私のかつての部下であり、空手道の愛弟子たちからメールが来た。現場の彼らは、命を賭して活動するだけあって、自ら置かれている状況をよくわかっている。わかっても黙々と救援活動に邁進している。これこそヤマトごころに基づく武士道の体現そのものであろう。

「自分達は、朝現地へ行き、壊滅した町を見て、夜宿営地で現実に戻る事が辛い日々です。自分達が引き上げた遺体を、収容所で家族が見てどうしているのか・・・?
 
現実に直面し、望みが消えて悲しんでいるんだろう・・・。

先の震災(阪神・淡路)のときのように、『自衛隊が助けられなかった』と自衛隊反対派に煽動された市民に罵声をとばされている同僚がいるのだろう・・・と皆心配していました。

しかし先日、遺族の方が、捜索中に、『収容所でおじいちゃんの遺体を確認できました。ありがとうございました』 とお礼を伝えに来てくれました。

皆涙をこらえて、一緒に来ていた子供に手持ちのお菓子をあげていました。
(筆者注:捜索隊員は、いつ食事がくるかもわからず、それでも連続して活動できるように、個々に甘菓子などをポケットに持っています。それが文字どおり活動源ともなるのです。厳しい訓練でも、ちょっとした時に自ら食べ物を口にすることができる隊員は、その力を継続して発揮します)

そして現地までの道中で、寒い日も雪の日も、手を振って頭を下げ、応援してくれるお爺さんがいます。『自衛隊さん、頑張れ!』と手作りの看板を持って応援してくれる子供達がいます。

日が暮れるときに集合して翌日の行動予定などの指示を聞いているときに、『自分の身内がまだ見つかっていません、隊員さん、どうか宜しくお願いします』と泣き崩れる男性。

自分達は涙を拭きながら『この人達のために』と、毎日決意して頑張っています。

被災者からの温かい言葉に助けられます。」

「とても悲惨な地域で必死で捜索しています。ところで、これまで阪神淡路や様々な災害派遣に行きましたが、今回とても奇妙な現象があります。これまでの体験によると、地元出身の国会議員などが、邪魔なぐらいに現地視察に来ていたのに、今回は全く誰もきません。放射能汚染だと思います。つまり、我々を抹殺するために今回のことが起こっているのでは!?
と思わず考えることがあります。もっともそういうことが頭によぎっても、肉親を捜している人々を見ると、とにかく1秒でもはやく見つけてあげようとがんばっています。」
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以上





石敢當
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フリージャーナリスト岩崎安身氏が、勉強会を通じて明らかにした、「事故の際の本当の放射能放出量」

Posted by ななし on 04.2015 記事 0 comments 0 trackback
紹介フリージャーナリスト岩崎安身氏。

リンク

記者会見映像(U-STREAM)

★以下、記者会見(?)内容の転載


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放射能が実際にどれだけ放出されているか 「1日あたり、100兆べクレル」 投稿者:mig 投稿日:2011年 4月22日(金)12時23分38秒 返信・引用 

今日、私が福島みずほさんにインタビューしたあと、羽田空港へ
向かっている時刻に、川内議員、辻議員らが主催する東日本大震災
の勉強会が、院内で開かれていた。

取材していたのは、ウチの中継カメラだけ。他の記者やカメラマンは一人もいなかった。

ところが、ここで爆弾発言が。
勉強会に出席していた鳩山前首相が、原子力安全委員会の小原規制課長に
放射能が実際にどれだけ放出されているか質問。

それに対して、小原課長 「1日あたり、100兆べクレル」と、ぽろり。

そんなに多いとは、誰も聞いてないぞと、一時騒然。

これまでの発表では、一時間あたり1テラベクレル、即ち1兆べクレル。
一日では24兆べクレル。実際には、その数倍の放出量だというのだ。


この勉強会のあとに、小原課長が伝えた正確な数値は、
ヨウ素131が、一時間あたり6990億べクレル。一日あたりでは
16兆7760億べクレル。
セシウム137は、一時間あたり1430億べクレル。一日あたりは
3兆4320億べクレル。
セシウムはヨウ素に換算すると40倍なので、一日あたりは137兆
2700億べクレル。

合計すると、153兆7120奥べクレル。これは4月5日時点での
大気中への推定放出率。

さらにこの日は、他の議員から、「福島第一原子力発電所の所長は、
なぜ、東京勤務なのか、3月11日の震災当日、東京にいたのか、
事故直後には、非常用電源が一つ動いていたから、これを使えば
現在のような状態にならなかったはずだ」
という暴露発言も出た。これに対し、保安院職員らは沈黙。


録画:所長の問題は 00:49:40 あたりから、放出量の問題は 00:53:45 と 01:09:40 あたりから。

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原子力安全委員会・保安院・日本原子力開発機構との合同勉強会の
ようです。それにしても、驚くべき数値です。
(新聞・TVは、数値幾つと発表してましたっけ?)

また、SPEEDIを利用して極めて正確なデータがあるにも
関わらず、公表は無し。

このような勉強会が開催されていたという事さえ、新聞・TVは
報道しない…!







Silentservice
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なんで、こんなことになってしまったのか?⇒科学者たちの信じられないアホさ加減

Posted by ななし on 03.2015 記事 0 comments 0 trackback
●昔から地震の予兆として、ナマズをはじめとする動物や井戸や雲の色・形など、様々な現象が素人の知恵として蓄積されてきた。素直に考えれば、それらの現象がなぜ起こるのか、原因の解明から入るのが当然である。ところが、学者たちはそれらを俗説として無視してきた。それは、学者である以上、素人の俗説より上でなければならないからである。そうして、学者たちは、現象事実を俗説として無視し、真っ赤なウソ(プレート説)を唱え続け、その問題を指摘されるたびに辻褄合わせを重ねてきた。
実際、彼らは数千億円も使いながら、一度も当てたことがない。

なんで、こんな体たらくになってしまったのか?

●1950年代までは地震研究の本流は地質学であり、研究者たちは各地の地盤を細かく調べ上げていた。ところが1960年代にプレート説が登場して以降、地質学から分派した地震学が本流になり、主に団塊の世代の学者たちがプレート説を流布してきた(一方、地質学者たちはそれを認めていなかった)。

同じようなことは生物学にもあって、分子生物学が1960年代から広まり、これを団塊の世代が流布し始めてから生物学もおかしくなってきた。このように、自然科学全体が1960年代からおかしくなってきたように感じる。その意味では同じころから持て囃されるようになった宇宙論=ビッグバン説も怪しい。

今、テレビでは、昔から学者のアホさ加減を最も強く指摘してきた我々でさえ信じられないようなアホさぶりを、御用学者たちが日々披露している。これまで、そうは言っても少しはモノを考えているだろうと思っていたが、本当に何一つ考えていないのではないか。例えば、気象学者も地震学者も原子力学者も、「温暖化はCO2だ」「原子力は安全だ」と指示されれば、それを正当化するデータを捏造することしか考えなくなるということではないか。ひょっとしたら、何も考えてない彼らにとっては、言い逃れではなく本当に「想定外」だったのかも知れない。

●地震の発生メカニズムの追求によって、明らかになったことがもう一つある。

現在、原発の使用済み燃料は地中に埋める計画のようだが、そんなことをしたらどうなるか? 使用済み燃料が発する熱エネルギーによって地中で連続分裂が始まり、周囲の岩盤がどんどん溶け始める可能性がある。これは、使用済み核燃料を埋めたら地震が起きるということであって、つまり、原発の使用済み燃料は処分しようがないものなのである。

地震学者たちは数千億円も使いながら、地球のことは何もわかっていない。だから、地震予知を一度も当てたことがない。言い換えれば、地球は地震学者の手に負えるものではないということ。原発も同様に現在の原子学者のレベルでは扱えないもの(扱ってはならないもの)なのである。現代の科学者に、その自覚が少しでもあれば、こんなことには成らなかっただろう。






冨田彰男
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「再処理工場の放棄が急務の課題」 その2

Posted by ななし on 02.2015 記事 0 comments 0 trackback
社会科学者の時評 からの転載です。続きです。
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g)「核兵器をもちたい日本国」「現在の日本政府の公式見解は『自衛のための必要最小限度を越えない戦力を保持することは憲法によっても禁止されておらない。したがって,右〔上〕の限度にとどまるものである限り,核兵器であろうと通常兵器であるとを問わずこれを保持することは禁ずるところではない』(1982年4月5日の参議院における政府答弁)というものである。とくに,『個人としての見解だが,日本の外交力の裏付けとして,核武装の選択の可能性を捨ててしまわないほうがいい。保有能力はもつが,当面,政策としてもたない,というかたちでいく。そのためにも,プルトニウムの蓄積と,ミサイルに転用できるロケット技術は開発しておかなければならない』という外務省幹部の談話は,日本が原子力から足を洗えない本当の理由を教えてくれる。

h)「〈悪魔の火〉の燃料の代表格:プルトニウム」「プルトニウムは人類のエネルギー資源になるかのようにいわれたが,そのプルトニウムは100万分の1グラムの微粒子を吸いこんだだけで肺がんを誘発するという超危険物である。そして数kgあれば,原爆が作れる。そのため,核戦争防止国際医師会議はいみじくもプルトニムを『核時代の死の黄金』と名づけた。高速増殖炉は,そのプルトニウムを数十トンの単位で内包し,核燃料サイクルはそのプルトニウムを社会のなかに循環させる仕組である。

i)「自由な社会を殺す:原子力国家体制」「かつて,ドイツの哲学者ロベルト・ユンクは原子力を利用するかぎり,国家による規制の強化は必然であり,国は必然的に『原子力帝国』と化して庶民の自由が奪われると警告した。高速増殖炉,核燃料サイクルを含め,原子力を利用することそのことじたいが自由な社会を破壊する」。
注記)

自然科学で物理学や化学の研究をする原子力研究者がこのように,原子力発電の〈歴史的な由来〉に関連させた議論をおこない,原発反対の強固な意思を表明している。これは,京大「熊取6人組」の1人となったがために,「自分の研究生活:人生」を〈助手:助教〉の地位に留めおかれるという迫害を受けてきた小出裕章の語る「原発批判」の具体的内容であった。

自然科学で物理学や化学の研究をする原子力研究者が,このように原子力発電の歴史的な由来に関連させた議論をおこない,原発反対の強固な意思を表明してきていた。東電の福島第1原発の事故発生は,こうした原発のかかえるもっとも重大な危険性の問題じたいだけでなく,国際政治の次元・軍事問題も視野に入れて議論する余地があることを教えた。単に,原発事故が起きて電力が不足したから節電・削電するという問題の次元には収まらない諸問題が関連して広がっている。

今回の東日本大震災を引き金にして,東電〔など〕の原発による発電体制,その資本制「営利主義」の鎧をまとった公益企業としての経営姿勢,さらには日本国政府の体たらくなどの問題が,つぎつぎと白日のもとに晒された。そのなかでももっとも深刻な問題は,「原子力利用の平和的利用」という美名のもと,本来は軍事力利用にしか〈まともな用途〉をみいだせない「原子力:発電」の制約,いいかえれば《悪魔の火》を使いこなすことができると勘違いしてきた「人間側の大いなる愚かさ」を,いまだに悟れない人間が大勢いることである。

それでも,その《悪魔の火》をうまく使いこなせれば,軍事面で他国に対して優位に立てる。こういう軍事戦略の思考がなくならないかぎり,原子力の「平和的利用」という「そもそも虚偽の美名」が逆転的に悪用されつづけることになる。
社会科学者の時評 からの転載です。
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以上転載終了





八代至誠
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「再処理工場の放棄が急務の課題」

Posted by ななし on 01.2015 記事 0 comments 0 trackback
社会科学者の時評 からの転載です。
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問題は「核燃料サイクル」にある。本ブログですでにその氏名がなんど登場した京都大学原子力実験研究所の小出裕章は,その問題「再処理工場の放棄が急務の課題」を,以下のように指摘・批判している。

~中略~

a)「原子炉の副産物」 「原子炉を動かすと,その使用済み燃料中には (1) 燃え残りのウラン,(2) 核分裂生成物,(3) 新たに生まれたプルトニウムが混然一体となって含まれるようになる」。

b)「再処理の意味」「再処理とは使用済み燃料中に存在するそれら3者を化学的に分離する作業である。これら3者は原子炉の段階では曲がりなりにも燃料棒のなかに閉じこめられているが,再処理では,それらを分離するためにどうしても燃料棒を切断してその閉じこめを破らなければならない」。

c)「放射能の多さ」「その上,たとえば〔青森県〕六ヶ所村に計画されている再処理工場では1年間に800トン分の使用済み燃料の再処理をする計画だが,それは約30基の原子力発電所が1年間に生み出す量に相当する。その放射能の閉じこめをわざわざ破ってとりあつかうのであるから,再処理工場から放出される放射能の量は圧倒的に多い」。

d)「軍事目的が本来」「もともと再処理の目的は原爆材料であるプルトニウムをとり出すことであり,高度な軍事技術であった。さきの第2次世界戦争で負けた日本は原子力に関連するいっさいの研究を禁じられ,ごく基礎的な研究装置すら米軍に破壊された。そのため,日本の原子力技術は欧米に比べて何十年も遅れており,日本は再処理技術ももっていなかった。そのため,これまで日本の原子力発電所の使用済燃料は,英国・フランスに委託して再処理をおこなってきた」。  

e)「再処理工場による放射能汚染:イギリスの実例」 「その英国ではウィンズケール(最近では,セラフィールドと呼ばれる)に再処理工場があるが,これまでに120万キュリー(広島原爆の400倍)を超えるセシウム137が内海であるアイリッシュ海に流された。すでにアイリッシュ海は世界一放射能で汚れた海になってしまっており,対岸のアイルランド国会,政府は度々再処理工場の停止を求めてきた。

f)「核兵器にしか使えないプルトニウム」「日本が英・仏に再処理を委託して軽水炉の使用済み燃料からとり出してしまったプルトニウムは,使い道のないまますでに40トンに達しようとしている。使い道のないプルトニウムの蓄積は核兵器への転用の危惧を生むため,日本はやむなく軽水炉でプルトニウムを燃やしてしまう『プル・サーマル』路線を選択しようとした」。

「しかし,『プル・サーマル』で燃やせるプルトニウムの量など知れているし,『プル・サーマル』すらが燃料製造データの偽造,住民や地方自治体の抵抗で頓挫したうえ,東京電力をはじめとする電力各社のトラブル隠しでいっそうの苦境に陥っている。こうなれば,プルトニウムを使用済み燃料からとり出すことは犯罪行為ともいうべきもので,現在六ヶ所村で建設中の再処理工場はけっして運転してはならない。
---------------------------------
続く




八代至誠
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